メルセデス・ベンツが日本で売れる理由――博打的なSUV戦略がヒット、超富裕層向けは3510万円も
もちろん、メルセデスのSUVを語るうえで忘れてはならないのがGクラス。なかでも注目は、メルセデスの最新スポーツカーAMG GTと同じ4リッターV8ツインターボ(421馬力)のエンジンを搭載するG550(1470万円)。
なんといってもスゴイのは、泥や岩だらけの道を突き進む軍用スペックを持つGクラスに、スポーツカー向けに開発したエンジンを組み合わせたこと。見た目は、初代がデビューした37年前とほぼ変わらないのに、中身はまんまスポーツカー。見た目とは裏腹に官能的なエンジン音は、マニア心をくすぐる1台だ。
しかも、このG550を駆る富裕層を超えた超富裕層には、期間限定受注生産モデル(5月31日受付終了)のG550 フォー・バイ・フォー スクエアード(3510万円)がある。一昨年のSPA!で紹介した6輪駆動車G63AMG6×6(8000万円)の弟分だが、ご覧のように迫力は十分。あのG550が、ひと回り小さく見える。
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もちろんSUV以外にも、コンパクトハッチモデルのAクラスのマイナーチェンジ版や、フルサイズのミニバン・Vクラスも加わったメルセデス。今年の後半には、世界最高とも謳われるADAS(先進安全技術)を搭載した新型Eクラスも日本デビューする。今年度も輸入車トップはメルセデスかもしれない。
【結論】
ちなみに’15年度の3位はBMW(4万7158台)、4位はアウディ(2万7760台)、5位はBMW MINI(2万1640台)だった。フォルクスワーゲンが復活しない限りは、メルセデス・ベンツの連覇は堅いかも
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