更新日:2022年07月10日 11:08
カーライフ

メルセデス・ベンツが日本で売れる理由――博打的なSUV戦略がヒット、超富裕層向けは3510万円も

 もちろん、メルセデスのSUVを語るうえで忘れてはならないのがGクラス。なかでも注目は、メルセデスの最新スポーツカーAMG GTと同じ4リッターV8ツインターボ(421馬力)のエンジンを搭載するG550(1470万円)。
G550

最低地上高が460㎜もあるため、女性が乗り降りするには台があると便利。ちなみに写真の台は付属せず。六本木のメルセデス・コネクションのスタッフお手製の逸品で

 なんといってもスゴイのは、泥や岩だらけの道を突き進む軍用スペックを持つGクラスに、スポーツカー向けに開発したエンジンを組み合わせたこと。見た目は、初代がデビューした37年前とほぼ変わらないのに、中身はまんまスポーツカー。見た目とは裏腹に官能的なエンジン音は、マニア心をくすぐる1台だ。  しかも、このG550を駆る富裕層を超えた超富裕層には、期間限定受注生産モデル(5月31日受付終了)のG550 フォー・バイ・フォー スクエアード(3510万円)がある。一昨年のSPA!で紹介した6輪駆動車G63AMG6×6(8000万円)の弟分だが、ご覧のように迫力は十分。あのG550が、ひと回り小さく見える。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1122428
ベンツ

G550 フォー・バイ・フォー スクエアードはアジアでは日本だけで販売される少量限定生産モデル。G550よりも車高が高く全体的に大きい。ツインサスペンションも特徴的だ

 もちろんSUV以外にも、コンパクトハッチモデルのAクラスのマイナーチェンジ版や、フルサイズのミニバン・Vクラスも加わったメルセデス。今年の後半には、世界最高とも謳われるADAS(先進安全技術)を搭載した新型Eクラスも日本デビューする。今年度も輸入車トップはメルセデスかもしれない。 【結論】 ちなみに’15年度の3位はBMW(4万7158台)、4位はアウディ(2万7760台)、5位はBMW MINI(2万1640台)だった。フォルクスワーゲンが復活しない限りは、メルセデス・ベンツの連覇は堅いかも
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