ビンスとフレアーのビジネスライクな友情――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第131回
そんななかでフレアーは“レッスルマニア8”から約5カ月後、サベージを下してWWE世界王座を奪回(同9月1日=ペンシルベニア州ハーシー)。そして、それから1カ月後、ブレットとのタイトルマッチに敗れチャンピオンベルトを明け渡した(同10月12日=カナダ・サスカッチェワン州サスカトゥーン)。
WWE世界王座はフレアー―サベージ―フレアーと短期間の移動劇をくり返したのち、“大穴”ブレットの腰にたどり着いた。この当時、ブレットの長期政権モードを予想した関係者はひじょうに少なかった。
フレアーは翌1993年1月にWWEを退団し、古巣WCWと再契約。ビンスと再会を果たすのはそれからさらに8年後の2001年のことだった。 (つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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