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新旧フェラーリの加速対決! 570馬力の458イタリア vs 670馬力の488GTBの結果は…

 そんななか今回、究極のNAエンジンを搭載するフェラーリ458イタリアと、それの大改良版として登場したターボを搭載するフェラーリ488GTBを乗り比べるという究極の「NAとターボ比較」が実現。そのおかげで、2つ目の大テーマである「もはやクルマの走行性能は現状で十分ではないか!?」という疑問も、ほぼ解決しました。 ⇒【写真】はコチラ(458イタリア)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1144445 ⇒【写真】はコチラ(488GTB)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1144448  クルマは、モデルチェンジするたびに「ボディ剛性が対先代モデル比で○○%向上」などと、右肩上がりで性能数値向上が宿命づけられてきましたが、実際のところ走行性能に関しては、もはや現状以上のものは不要といえる粋に達しております。  例えば、458イタリアは578馬力で最高速度は時速325㎞ですが、人類が道路上を移動するための乗り物としては、これでも過剰すぎるでしょう。実際に出すことはなくても「オレのクルマはその気になれば325㎞も出せるんだ!」という所有する満足感もたしかに魅力ですが、道路上をゴムのタイヤを転がす乗り物としては現状でほぼ限界。仮に技術が進歩して最高速度が時速500㎞とかになったとしても、人類の動体視力と反射神経を改良するか、世の中のすべての交通を全自動化しない限り、一瞬の爆走さえも不可能でありましょう。そう思いつつ、670馬力の488GTBに乗らせていただくと驚愕! まず、この世のものとは思えない甘美な乗り味の世界に全身がトロけました。
フェラーリ

横に並んでのヨーイドン加速対決では488GTBが圧勝。イマドキのターボは踏んだ瞬間、低回転でも鬼のようにトルクが出るのでNAの458イタリアでは太刀打ちできず。ただし「フェラーリ的な快楽度」では458イタリアは別格!

 ステアリングやブレーキの感触が、ただひたすら途方もなく上質。アクセルを踏み込むと本気で首の骨が折れそうな加速をしますが、それでも沈着さを失わないほど安定して走行するので、ひょっとしたら自分でも670馬力を扱いきれるかもとか、この車体なら1000馬力あっても大丈夫では、などと錯覚させてくれました。
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エンジンのフィーリングは…
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