ヤンキース“悪の帝国”崩落?人類最速男のトレードにはある理由が隠されていた
手始めに、人類最速の169キロを投げる守護神、アロルディス・チャップマン投手(28)をシカゴ・カブスへと放出。今年のカブスはナショナル・リーグ中地区現在1位。特に左腕の中継ぎを補強ポイントとしていたため、カブスにとってベストな人材だった。
次に、防御率1.39と抜群の安定感を誇るセットアッパー、アンドリュー・ミラー投手(31)をクリーブランド・インディアンスに放出。インディアンスもアメリカン・リーグ中地区現在1位と、好調を維持したまま夏場に向けて戦力を補強している。
果たして本当にヤンキースはシーズンを諦めてしまったのだろうか?良く考えてほしい。このトレードで計8人の若手選手をヤンキースは獲得した。そして、今年のシーズンオフには、今回トレードで放出されたチャップマンや、ヤンキースの一時代を築いたマーク・テシェイラ選手(36)、C.C.サバシア投手(35)というベテラン高額プレーヤーがFAとなる。つまり、彼らへのサラリーが浮いた結果、戦力の増強が再び行えるのだ。
確かに、今年のシーズンはチームとして上手く機能しなかったかもしれない。しかし、ジョー・ジラルディ監督も来年が契約最終年となる。今回のトレードは、悪の帝国として復活する序章だったのではないだろうか?もっとも、私が一番気がかりなのは、チーム最高齢のアレックス・ロドリゲス(40)という選手が打率.206という結果を残している点にあるのだが……。
取材・文/石橋和也(Far East Division) photo by Keith Allison via flickr
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