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ビンス無罪“ステロイド裁判”エピソード03=ビンスとザホリアン医師――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第156回

マクマ ホン

特別読み物「ビンス無罪“ステロイド裁判”」エピソード全20話をシリーズでお届け しています。1994年7月にニューヨーク連邦裁判所でおこなわれた“ステロイド裁 判”の公判ドキュメンタリーを毎日更新(写真はWWEオフィシャルDVD「マクマ ホン」ジャケットより)

※全20話のシリーズとして“ザ・ステロイド裁判”をお届け。この裁判はいまから22年まえの1994年7月、ニューヨーク州ユニオンデールの連邦裁判所で公判がおこなわれた刑事裁判である

 ショーン・オシェー検事によるジョージ・ザホリアン医師(この時点では受刑者)への尋問がつづいた。この裁判のもっとも重要な登場人物のひとりとされるパット・パターソンに関する質問だった。

「タイタン・スポーツ社副社長であり、契約選手を管理する立場にあったパット・パターソン人事部長とステロイドについて最初に会話を交わしたのはいつごろでしたか?」

「1985年です。彼が副社長に就任する以前だったと思います。『レスラーにコカインやヘロインを売っているのか』と問いただされましたので、わたしは、いいえ、ステロイドと鎮痛薬だけですと答えました」

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