更新日:2017年11月30日 15:14
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ビンス無罪“ステロイド裁判”エピソード14=エミリーの司法取引――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第167回

筋肉 弁護側のジェリー・マクデビットWWE顧問弁護士は、ファインバーグ氏の証言のあいまいな部分にメスを入れた。 ――あなたは、ビンスからホーガンへのステロイドの流通は6回か7回、とはっきり証言しましたね。 「イエス」 ――1988年6月18日、1988年7月21日、1988年12月21日にもザホリアン医師からビンスに宅配便が届きました。これらのパッケージの中身はやはりステロイドで、あなたが電話でザホリアン医師に発注したものですか? 「わかりません。思い出せません」 ――それでは“4・13パッケージ”はあなたが発注したものですか? 「はっきりとはおぼえていません」 ――箱の中身は見ましたか? 「見ていません。いつもビンスが自分で箱を開けていました」 ――ビンスはあなたの目の前で箱を開けて、ステロイドを分けた? 「わかりません」 ――この箱から出てきたステロイドは、ホーガンの手元に届けられた? 「その箱だったかどうかはわかりません」 ――ビンスの専属ドライバーだったジム・スチュワート氏がホーガンにステロイドを届けたのですか? 「その箱だったかかどうかはわかりません」 ――あなたは大陪審で「ホーガン用のステロイドをザホリアン医師に発注したのは3回」「ビンスがステロイドを自分用とホーガン用に分けているところを見た」「ビンスの運転手がホーガンにステロイドを届けた」と証言しました。3回が6、7回に変わったのはどうして? スチュワート氏はほんとうにホーガンにステロイドを届けたのですか? 「わかりません」
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