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ビンス無罪“ステロイド裁判”エピソード11=問題児ウォリアーの証言――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第164回

マクマホン

全20話のシリーズでお届けしている「ビンス無罪“ステロイド裁判”」。いまから22年まえの1994年7月にニューヨークでおこなわれた刑事裁判のドキュメンタリーである(写真はWWEオフィシャルDVD「マクマホン」のジャケット写真より)

※全20話のシリーズとして“ザ・ステロイド裁判”をお届け。この裁判はいまから22年まえの1994年7月、ニューヨーク州ユニオンデールの連邦裁判所で公判がおこなわれた刑事裁判である

 パット・パターソン副社長、アニータ・スケールス管理部長とタイタン・スポーツ社(WWEの親会社=当時)のエグゼクティブがつづけて証人として出廷した公判第2週2日め(1994年7月12日)の“メインイベント”はアルティメット・ウォリアーことジム・ヘルウィグの登場だった。

 ヘルウィグの業界内でのニックネームはアナボリック・ウォリアーだった。“歩くアナボリック・ステロイド”といったニュアンスで、ボディービルダー時代からステロイドを常用し、ステロイドやHGH(ヒューマン・グロース・ホルモン=ヒト成長ホルモン)などの薬物に関する専門的知識を有することでも知られていた。

 検察サイドは、WWE内部の“ステロイド汚染”についてもっとも詳しい事情を知る人物としてヘルウィグを召喚した。尋問は原告側のショーン・オシェー検事、弁護側のジェリー・マクデビットWWE顧問弁護士、ローラ・ブレベッティ弁護士の順でおこなわれた。

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オシェー検事とウォリアーの一問一答

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