街に潜むキャバクラ嬢の見つけ方[コラムニスト木村和久]
さらに宴会で、一気飲みゲームをやって、滅茶苦茶強かったらキャバ嬢! 彼女らは、客に飲ませるのが仕事ですから。さらに男性が潰れかけて、代わりに飲んでくれたら、ますますキャバ嬢臭い。彼女らは、トータルで飲んで幾らの仕事ですから。さらに、仕事の話をしてみる。
「そういえばキミの『担当』は誰なの?」と、唐突に振ってみる。キャバクラでは、直属の上司というか、出勤関係のオペレーションをしてくれる人を担当といいます。相手が迷わず、「担当は、鈴木さんです」なんて言ったら、もろキャバ嬢。普通は「担当?上司のことですか」って、聞き返してきます。
さらにやる気のないコを見つけたら、女子用のトイレに棒グラフで、成績表を貼り付けるプランを提案する。俄然、燃え出したら、そのコはキャバ嬢!って、その前に、誰が女子トイレに貼るかが問題ですけど。
ほかにもキャバ嬢にありがちな行為がある。
●給料日にハンコを押したがる
→今どき会社で給料日にハンコいりませんから。給料の明細渡すときに、ハンコ押した? とカマかけるのもいいかもしれません。
●銀座のタクシールールに詳しい
→銀座での接待の帰り、夜タクシーを捕まえようとするとき、なかなかタクシーが止まらないなと、わざとぼやく。その時「銀座は夜10時以降、タクシー乗り場からの乗車ですよ」なんて言った日には、絶対このコは、元銀座のホステス。普通のコはそんなルール知らないもんね。
●「銀座アフター」とわざと間違えて言う
→銀座アスターっていう中華レストランを、わざと間違えて「あそこ美味しいんだよな、銀座アフター」と言って、相手が笑ったら、そのコは絶対キャバ嬢!
●年中行事が好き
→キャバ嬢はやたら年中行事が好き。七夕祭りにハロウィン、クリスマスなどテンションがアゲアゲ。ハイテンションなところで「来週の浴衣祭り、準備いいか?」と突然聞いて、「大丈夫っす」なんて言ったら、そのコはキャバ嬢! キャバ嬢は、七夕祭りを浴衣祭りと認識してるから。
●オフィスラブの話で「風紀」という言葉を使う
→「2課の高橋さんと、営業の上野さん、風紀だってよ」と言って、理解したら、そのコはキャバ嬢! 風紀はキャバ嬢と従業員が付き合う事。水商売以外使わない言葉ですから。
●ビンゴ大会でビンゴカードをたくさん持ち出す
→何かのパーティでビンゴをやり始め、ビンゴカードを沢山持ちだしたら、そのコはキャバ嬢! 一般社会じゃビンゴカードはひとり1枚、キャバクラ界じゃ、キャバ嬢はお客におねだりして、10枚ぐらい持つから、昔の癖が出てしまっているんですな。
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
というわけでキャバ嬢を発見したら、鑑賞して楽しむよし、SNSで盛り上げるもよし、口説くもよしですぞ。ただ「今度デートしよう」と言ったら、キャバクラの名刺渡され「ここで会おうね」と言われた人いますから、それだけは勘弁願いたいです。
■木村和久(きむらかずひさ)■
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