定食戦線異常あり!外食チェーン野菜摂取350gの攻防とは?
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
― 木村和久の「オヤ充のススメ」その130 ―
毎度お世話になっている、街中の定食を中心とした、レストラン・食堂の類だが、最近ちょっとしたブームになのが、野菜多めのメニューだ。
元々日本人は野菜が不足がちな生活を送っていると言われて、日本栄養士学会が設けた目標基準は、1日350gの野菜を採りましょうである。このスローガンを真に受けてなのか、巷ではやたら野菜メニューが増えて来た。
最初に野菜350g摂取を打ちだしたのは、長崎ちゃんぽんの「リンガーハット」だったと思う。もう数年前から「野菜たっぷりちゃんぽん」なるメニューを販売し、野菜量はなんと480gって多すぎだろ。実はリンガーハットは大好きなので、街で見かけたらよく入る。オーダーは、麺少なめのミドル(野菜360g)をよく頼む。ちゃんぽんは、スープが少ないから、夏場でも汗だくにならなくていい。麺類はスープが太る原因とも言われており、ちゃんぽんは理想的なスープ量なのだ。ただ野菜が多すぎて、麺になかなか辿り着かないのが笑えるんだけど。ドレッシングも沢山用意してあるから、わりと飽きずにペロリと頂けるのが幸いだ。
次に野菜をはっきり意識したのは、「やよい軒」の「たっぷり野菜の肉野菜炒め定食」だ。これは野菜という文字が2回も入っているように、野菜を力強くアピールしている。まあ通常の肉野菜炒めの1.5倍ぐらいの量が、大皿に盛られてるだけなんだけどね。350gも野菜があると、幾ら食べても減らない、野菜無間地獄とでもいうのか。当然ながらゴハンを、おかわりしてしまう。
やよい軒の凄いのは、おかわりするとき、大きなジャーに自分で行って、好きなだけ盛れるということ。本来、野菜でお腹いっぱいにして、炭水化物を抑えましょうとなるんだが、ついついゴハンを食べてしまう。やよい軒は、己の欲との戦いの場でもありますな。
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