恋愛・結婚

キャバクラか風俗か――。人生最大の問題に終止符を[コラムニスト木村和久]

 なんで札幌はちょっと濃厚なサービスになるのか。それは出張&観光の街だからです。札幌のススキノで遊ぶ人の多くは、本州からやって来るケースが多い。そこでは限られた時間しかない。「また、キャバクラに通ってね」と言われても、明日は東京に戻らねばならない。じゃ短い時間で、できるだけ楽しく過ごして欲しいという思いから、サービスが過激となる。ゆえに札幌のセクシーキャバクラ、風俗の数は他の地域に比べて、異常に多いのです。  そんなわけで、日常遊び行く店としては、日数がかかるから、正統派のキャバクラを除外したい。じゃガールズバーはどうなのよ、安くて可愛いコが多いというじゃない。確かに美人女子大生みたいなのはいますが、そこでは何回通っても、何も起きません。しかも「わたし、キャバ嬢じゃないんだから」と塩対応するコが多い。何も起きないでいいなら行けばいい。ただそれだけです。  方向性としては、1回だけフラリと行くなら「セクシーキャバクラ」か、「風俗」かという選択になります。いきなり風俗は敷居が高いので、ディープなサービスに慣れていく意味も含め、セクシーキャバクラを勧めます。セクシーキャバクラは営業形態としては飲食店の部類に入ります。ですからセクキャバ嬢は、「風俗嬢と違うのよ」という、微妙なプライドを持ってます。そこをくすぐると、いいことがあるかもしれませんって、安いプライドやなあ。  サービス内容としては、だいたい40分で7000~8000円ぐらいでしょうか。20分ごとに女のコが変わるシステムが多いです。普通に飲んでいると、突如店内が暗くなり、アゲアゲのBGMが大音量で鳴り響きます。これが5分ほど続くダウンタイムで、そこでは女性が膝の上に乗り、上半身ポロリ、ベラカミのチューと生乳揉み放題にありつけるわけです。最初は感動しますよ、でも何回か通ううちに、その中途半端さが、嫌になって来ます。パンツの方に手を伸ばすと、「そこはダメよ~」って言われますから。しかも40分と時間が短いので、延長と指名を繰り返すと結構なお金になるので、だったら風俗に行った方がいいと思ってくる。セクシーキャバクラは中途半端で、満足度が半分です。ロシアのプーチン大統領の言葉を借りれば「どちらにも圧倒的な勝ちはない。柔道でいうところのヒキワケだ」という気分ですか。
木村和久

木村和久

 ちなみに10年ぐらい前の六本木には、キャバクラと風俗を足した店がありました。普通に美人キャバクラ嬢と飲んでいると、「そのコ気に入った?」と聞かれて、「あ~ハイ」というや、なんと別の個室に連れて行かれて、スペシャルなサービスを受けれたのです。この予想外の展開は、接待でウケまくり。ここに連れて行けば、どんな商談もまとまると言われました。まあ、違法ギリギリのサービスだったので、程なく消えましたけど。  というわけで、気取ってキャバクラで飲んでるバヤイではありません。お尻に火がついてますぞ。お小遣いの減ったおやじはセクシーキャバクラで、まずはワンセット体験するがよろしい。そこでも癒されない方は、いよいよ「諭吉で大満足の風俗」というわけですが、そちらの案内はしばし、お待ちを。お客さん、楽しく遊べる方法、たくさん知ってますぜ。 ■木村和久(きむらかずひさ)■ トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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