クルマの中古パーツを売ったら、まさかの盗品! 日常の中で逮捕される危険性
フリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ、。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は社会問題、生きづらさ。著書に『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)、『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)、『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』(ディスカヴァー21)『生きづらさにまみれて」(晶文社)、『ルポ 高学歴発達障害』(ちくま新書)
幸い、この件のいきさつを話したところすぐに誤解が解け、コワモテ刑事から爽やかな若手刑事にバトンタッチ。急にお茶も用意され、調書作りがスタートしたという。
「口裏を合せないように同時に他の2人も聴取を受けており、すぐに僕の疑いは晴れたようです。親に連絡がいくこともなく、職場の人も『災難だったね』と同情してくれました」
さて、窃盗を犯した2人はどうなったのだろうか。
「2人は2~3日勾留された後、示談になったのか不起訴で釈放。同僚は普通に職場復帰をしていました。田舎の零細企業で若手が足りない上、勤務態度は良かったので社長も大目に見たんでしょうね。ただ、僕があらぬ疑いをかけられたのに、2人からは一切謝罪の言葉がありませんでした。きっと、反省していないのだろうなと思います」
なんとも納得いかない結末だが、冤罪にならずになによりか。ふとしたことから犯罪に巻き込まれてしまう危険性にも注意したい。〈取材・文/姫野ケイ〉1
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