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ブレット王座奪回―24時間後に王座転落の怪――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第242回(1997年編)

ブレット・ハート

2.16PPV「イン・ユア・ハウス/ファイナル4」で王座決定戦4ウェイ・イリミネーション・マッチを制し、WWE世界王座奪回に成功したブレット・ハートは、翌日の「マンデーナイト・ロウ」でセッドに敗れ“24時間”で王座を失った(写真はブレット・ハートがTVシリーズ『ロンサム・ダブ』に出演したさいのオフィシャル宣材フォトより)

 WWEは“迷走の時代”をさまよっていた。WWEの“マンデーナイト・ロウ”とWCWの“マンデー・ナイトロ”の毎週月曜夜の番組視聴率争いは、1996年6月13日から1998年4月6日まで83週間連続で“ナイトロ”がリード。1997年はWWEにとってひじょうに屈辱的な1年だった。

 2.16PPV“イン・ユア・ハウス13/ファイナル4”(テネシー州チャタヌガ、UTCアリーナ=観衆6399人、興行収益=7万6762ドル))で“ヒットマン”ブレット・ハートがWWE世界ヘビー級王座決定戦“ファイナル4・イリミネーション・マッチ”を制し、ショーン・マイケルズの王座返上で空位となっていた同王座をゲット。前年3月の“レッスルマニア12”アナハイム大会での王座転落以来、じつに11カ月ぶりにベルト奪回に成功した。ブレットにとっては通算4回めのWWE世界王座獲得となった。

 当初、この日のメインイベントはブレット、アンダーテイカー、ベイダー、“ストーンコールド”スティーブ・オースチンの4選手による“次期挑戦者決定戦”が予定されていたが、前王者マイケルズが「ヒザの負傷」を理由に3日まえの2.13特番“ロウ”で突然、王座を返上。このイリミネーション・マッチがそのまま新チャンピオン決定戦となった。

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ファイナル4・イリミネーションは4選手が同時にリング内で闘うトルネード式の変則マッチ

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