今回の顔ぶれを見て、1～3番手であっても問題としない経験と実力を持ったコンビは「銀シャリ」である。3年連続出場で前回大会準優勝。期待値も高い「銀シャリ」が今回、4番という好位置からのスタート。やはり優勝候補大本命なのは間違いない。ストップ「銀シャリ」として、その後に続くコンビが、前例を壊した“怪物”「スリムクラブ」というのが面白い。2010年、第10回大会で見せたインパクトで「銀シャリ」を飲み込むかもしれない。 　今回のメンバーで「ハライチ」が1番なら、面白かったと思う。抜群の知名度と澤部君の明るいキャラクターで漫才を披露すれば、その後、また新しい展開が見られたのではと想像する。 　「アキナ」には、とにかく1番手ということを意識した漫才をしてもらいたい。思い出すのが、「第2回M-1グランプリ」。2番手で漫才を披露した「ますだおかだ」が、高得点を叩き出して最終決戦に進出して優勝。その影で1番手だったコンビは、客席の空気を変えようと躍起になって全速力で漫才をしていた。大会終了後、ボケ担当の男は仲の良かった「ますだおかだ」の増田に「おめでとう」と祝福した。すると、増田はこう言った。「前説ありがとう」。2人は笑いあった。その男とは……俺である。その詳細は……12月8日発売の著書『芸人迷子』で書き綴っております。皆さん!!　AmazonへGOだ!!　以上、ユウキロックでした。センキュー!! 【ユウキロック】 1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。著書『芸人迷子』