更新日:2022年08月14日 11:44
スポーツ

アストロズへ移籍する青木宣親。6億円以上の契約でも“ベンチ濃厚”の危険信号点滅中?

青木に出番はあるのか…?

 では青木には全く出番がないということかといえばそういうわけではない。青木には日本時代から高く評価されている『優れたミート技術』がある。アストロズはメジャー屈指のパワーヒッターを揃える打線を持つが、メジャー30球団中ワースト4位のチーム三振率を記録するなど、三振が非常に多いチームでもあるからだ。  今年のメジャー平均三振率は21.1%。アストロズはチーム全体で23.4%だったが、青木はなんと僅か9.6%に留まっている。青木は規定打席に届かなかったが、規定打席到達者の中で青木よりも三振率が低いのはサンフランシスコ・ジャイアンツのジョー・パニック選手1人しかいない。  また、アストロズが補強したレディックは怪我が多く、ベルトランは年齢の影響もあり1シーズン通じて外野を守れるかは不透明だ。  青木はレギュラー争いが激しく、優勝を狙うために的確に補強を重ねているチームで来年度より戦うことが分かっただろう。毎試合出場することは難しくとも、数少ない日本人野手として青木の活躍を願うばかりだ。 取材・文/石橋和也(Far East Division) photo by Laura Smith via flickr
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