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小池百合子知事vs都議会自民党の“仁義なき戦い”――公明党の連立解消と小池新党の行方は?

小池新党はあるのか?

 来夏の都議選における知事側との協力体制について公明党は、「選択肢のひとつ」と述べた。これに対し、小池知事は「東京大改革に向けて一緒に歩める」と歓迎した。  磐石と思われていた最大会派の自民党と第2会派の公明党との連立解消で、都議選を来夏に控え、最大会派の自民が孤立を深めており、都議会の勢力図が大きく塗り替えられる可能性が出てきた。  小池知事は自ら塾長を務める政治塾「希望の塾」で、来夏の都議選について「(塾生で)かなり多くの方が立候補に意欲を燃やしている。選挙戦術などについて、懇切丁寧にサポートしたい」と述べ、塾生の中から候補者を擁立する考えを明らかにした。  小池知事の政策特別秘書ならびに政治塾の事務局長を務めている野田数氏は、側近中の側近として小池知事を最もよく知る人物であるが、自身の著書『都政大改革――小池百合子知事&「チーム小池」の戦い』の中で、日本新党や新進党などで、政策作りから選挙の候補者の面談、広報までさまざまな役割をこなしてきた小池知事にとって政党をつくるのは「お手のもの」と分析している。  小池知事が就任時、「知事与党」は都知事選で支援した「かがやけTokyo」のわずか3人だった。だが、小池知事の東京大改革への本気が公明党、民進党なども動かしつつある。    小池知事はさらに、「改革を目指して活動している方は自民党にもいる。手を挙げてほしい」と呼び掛け、孤立し始めた自民党の分断にも着手した。  来夏の都議選までますますエスカレートすると見られる小池知事VS都議会自民党の“仁義なき戦い”から目が離せない。 取材・文/日刊SPA!編集部
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都政大改革-小池百合子知事&「チーム小池」の戦い

小池知事を最もよく知る側近中の側近が、政治家・小池百合子と小池都政について語った初の著書!

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