更新日:2022年08月21日 11:57
デジタル

今さら!? 大晦日に「LINE乗っ取り」被害にあった情弱のドタバタ奮闘記

問い合わせ先がどこなのかわからずに焦る

 いざLINEに報告しようとしても、問い合わせ先がどこなのかよくわからない。スマホからネットで探すも、いろんな人から電話が鳴るたびに検索がストップしてしまう。  そして、ようやくホームページにたどりつくも、どうやらLINE直通の電話はないらしい。問題報告フォームからメールで状況を伝えるしかないようだ。

登録情報と、アカウントが盗まれたことを伝える

 問題報告フォームに入力しようとするも、その間も知人から電話やメールが鳴り止まないのでまったく進まない。さらに焦りから入力ミスを連発。もはや年末年始の買い出しどころではなくなってしまい、PCのある自宅に戻るはめになったのだった。

LINEからの返信メール

 ちなみに、画面には以下のような文言があった。
<お問い合わせ状況やご質問の内容により、返信までに2~3日ほどお時間をいただく場合があります。>
 現在進行系で自分のアカウントが詐欺に使われているなかで、2~3日も待ってはいられない。そもそも年末年始という時期に、LINEの中の人たちは動いてくれるのだろうか……。メールを送ったあとは、だれも引っかからないことを祈りつつ、手当たり次第の知人に電話やSMSメール、Facebookメッセンジャーを使って注意を呼びかけ続けたのだった。

LINEさん、年末年始にありがとうございます

 その1時間後、なんとLINEから返信が。年末年始にも関わらず、働いている人がいるのだな……と妙に感動(その反面、IT時代のカスタマーサポート側の大変さも……)。しかしながら、状況を特定することができなかったようで、さらに詳細を記入する必要があるとのことだ。

詳細をアンケート形式で記入していく

 最後には専用の返信フォーム受付番号がついており、やりとりがスムーズにできるような配慮があった。

問題報告フォーム。画像の添付もできるので、プロフィールで使っていた写真などを付けておくとLINE側にもわかりやすい

 これに返信したのちは、ひと通りの知人には連絡を入れ終わっていたので、どうすることもできない。ここまでの作業に掛かったのは、自宅に戻るまでの移動も含めて4時間ほど。念のため、知人を通して偽アカウントがどうしているのか調べてもらうと、すでに削除されている模様。  そこで、あらためてアカウントを登録し直そうとするが、「不正な電話番号です」と、こちらが犯罪者扱いだった(汗)。ともあれ、偽モノが消えてくれたことは確か。年が明ける直前、ようやく大晦日を迎えることができたのだった。

自分の携帯番号がまさかの不正扱い

 ――1月1日午前10時頃、LINEからこのようなメールが届いた。
<今回はお客様がフィッシングサイトへアクセスしたことが原因です。お客さまが以前利用されていたLINEアカウントは、現在削除済みとなっております。>
 やはりフィッシングサイトが原因。今後は引っかからないように注意文をよく読んで気を付けてね、とのことだった。その数時間後、無事に新しくアカウントを再登録することができ、以前購入済みだったLINEスタンプなども復活させることに成功したのだった。
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ネット時代、だれもが油断は禁物だ
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ライター・編集者。著書に『海外アングラ旅行』『実録!いかがわしい経験をしまくってみました』(共に彩図社)など。執筆協力に『旅の賢人たちがつくった海外旅行最強ナビ【最新版】』(辰巳出版)がある。Twitter:@gold_gogogo

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実録!いかがわしい経験をしまくってみました

ウサン臭い通販を試してみたり、怪しい客引きについていってみたり……。挙げ句の果てにヤクザに軟禁されるなど、すべて実体験の体当たりルポ!

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