「顔あり」女性と「顔なし」女性、老舗出会い系サイトで狙い目なのは?
婚活市場の拡大とともに隆盛を極めるマッチングアプリ市場。
すでに本誌でも「出会い系はプロフィールが9割」と紹介しているように、pairsやtinderをはじめとするマッチングアプリでは、好みの異性を選ぶ基準としてUI的にも実質的に“顔採用”が採られているのはよく知られた話だ。
たとえば、プロフィール文を読む前に、ユーザーの前にはまず異性の顔写真が目に飛び込んでくる。よって、顔写真を見て相手に「いいね!」を押すかどうかをユーザーは判断していることが多く、本人の趣味や職業などのパーソナリティを確認するのは顔を見てからというケースが大半となるのだ。
現在、この傾向は男女ともに当てはまり、女性(男性)ユーザーだけが恥ずかしがって顔出ししていないというケースはあまり見られない。
今や、“顔出し”はマッチングアプリの前提となっていると言える。
だが、場所が変われば、戦略も大きく異なる。
たとえば、かつて隆盛を誇り、現在は“パパ活”の温床になっているとも言われる出会い系サイト(アプリ)。
そもそも、ユーザーの属性が20代前半の若い女性と30代半ば以上の人妻が多いと言われるこうしたサイトは、サイト登録の動機からしてプロフィールの形態が前述したマッチングアプリとは大きく異なる。
その微妙な差異に注目し、家族サービスの傍ら、月に2人以上の女性とアポを重ねセックスに成功しているのが既婚ナンパ師の中村雄二氏(仮名・33歳・広告代理店)だ。彼が複数のマッチングアプリを使いこなしているのは、アプリごとに女性ユーザーの属性が異なるからにほかならない。たとえば、中村氏は10歳以上年下の20代前半の若い女性を狙うときだけは出会い系サイトを使っている。
pairsのようなマッチングアプリの場合、中村氏の年齢では20代の若い女性とのマッチング率が極端に下るという理由もあるが、理由はそれだけではない。
「pairsやタップル誕生などのマッチングアプリでは顔写真を出している女性が9割です。当然、顔出しユーザーのほうがアクティブユーザーなので、顔出しをしていて、かつプロフィール文が充実しているコを狙います。しかし、出会い系サイトは逆。たとえば老舗の出会い系サイト“W”。顔出しやアバターのコは援デリ業者の女性も多く、女性ユーザーで顔出しをしているコは僕の実感でも半分もいないです」
「カオナシ」を狙う既婚ナンパ師
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