年収1000万でも不幸な“港区女子”のリアル「昼夜逆転生活で肌はボロボロ、精神を病んだ」
こんにちは。映画を見るなら、ユナイテッド・シネマ浦和! 買い物をするなら、越谷レイクタウン! デートに行くなら、川越のクレアモール! 埼玉出身、埼玉育ち、いまだ埼玉在住のレースクイーンライター三崎りのです。都会への憧れはあるものの、のどかで居心地のいい埼玉の実家に住み続けています。
……が、2年前にレースクイーンの仕事を始めてからは、自然とハイスペックな人たちとも出会う機会が増え、キラキラとした世界へ足を突っ込むようになりました。今回は、そんな片田舎に住む私が垣間見た、ちょっと浮世離れした人たちのぶっとびエピソードを紹介します。
とあるタレントさんの誕生日パーティーで知り合い、仲良くなったみどりさん(30)は、フリーランスで活躍しているウェブデザイナー。もともと会社に所属しているウェブデザイナーだったが、25歳の時に独立。翌年デザインをプロデュースしたゲームアプリが大ヒットした。独立直後は月10万ほどだった稼ぎが、一気に年収1000万円越え。3年前には、高円寺の家賃6万円のボロアパートから、広尾の家賃20万円の高級マンションへ引っ越した。仕事の打ち合わせ以外では、ほぼ港区内で生活しているという、正真正銘の“港区女子”である。
夜な夜な六本木・麻布・白金などに現れては、経営者・ギョーカイ人・有名人など、華やかな交流を楽しんでいた彼女。絵に描いたようなサクセスストーリーを聞き、「みどりさんのような生活に憧れています!」と伝えたところ、このように返ってきた。
「でも、もう疲れちゃった。ここは、私の居場所じゃないみたい」
金も夢も男も、ほしいものはすべて手に入れ、なに不自由なく暮らしているかに見えた彼女だが、港区女子には港区女子なりの苦悩があるのだという。
みどりさんは、新卒で小さなデザイン会社に就職。仕事自体は楽しかったものの上司のパワハラにより、3年で退社した。以後、前職の知り合いのツテで、フリーランスのウェブデザイナーとして活動していた。
当時付き合っていた彼氏と結婚を意識していたため、そこまでガツガツ働かなくてもいいかな、と気楽に考えていたそうだが、そうもいかない理由があった。
「彼から『稼がない女とは結婚したくない』って言われたんだよね。彼のお母さんは結婚後もバリバリ働くキャリアウーマンだったから、男は外で働いて女は家を守る、っていう考えはなかったみたいで。正直、マジか……と思ったけど(笑)、そのときは『結婚するならこの人しかいない!』って思っていたから、めちゃくちゃ営業して案件を取りにいくようになったんだよね」
彼との結婚を叶えるため、がむしゃらに働き、大きな仕事も任されるようになった。あるとき、彼女がデザインを担当したゲームアプリが大ヒット。そのあとはトントン拍子で仕事が入るようになり、彼氏が求めていた“稼ぐ女”になることができた。恋のパワー、おそるべし。しかし……
港区女子が年収1000万円越えでも不幸な理由とは…
結婚話がきっかけでキャリアウーマンの道へ
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