仕事に「色恋」を持ち込む女上司に辟易
―[管理職になると狂う女の共通点]―
【相談者】 田中良和さん(仮名)34歳・建設会社
【上司】 46歳・役職/係長
田中良和さんの上司は、太ったオペラ歌手のような凄まじいルックスで、よく芸能人に見られるのが自慢のオールドミス。会社のあらゆる部門にパイプを持ち、彼女に嫌われることは会社員生命の危機を意味する。そんな過激なキャラクターとは裏腹に、面倒見の良い人としてもっぱら評判の女性……だった。
「僕もすごくかわいがってもらっていて、仕事の相性もいいし、プライベートでも本を貸し合ったり、うまくやってきたつもりでした」
が、相談者が社内恋愛による婚約を報告した途端、態度は急変。
「上司は僕があげたボールペンを愛用していたんですが、バキバキに折られた姿でゴミ箱の中に入っていました。彼女が僕に気を持っていたなんて……いや、無理です」
そのまた翌日には、今までに貸した本20冊ほどがビリビリに破かれデスクの上に。仕事のことで相談をしても「自分で考えれば?」と一蹴。「辞めれば」とささやかれたことも。気づけば社内のメーリングリストからも自分だけ外されていた。最近では、彼女の豹変に気づいた周囲から、「あの2人ってデキてたんだっけ?」と疑われる始末。彼女を敵に回したため、次年度に予定している昇進の話にも暗雲が垂れこめ、結婚を控えているのに憂鬱な毎日が続いている。
イラスト/オーグロ慎太郎
― 管理職になると狂う女の共通点【7】 ―
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