年間100万円をボロ儲け!中国の通販サイトで仕入れてメルカリで転売を続ける男
過去、日刊SPA!で何度も取り上げた”せどり”。
一般に、せどりを成功させるためにはいくつかのハードルを乗り越えなければならないと言われている。第一に、売れる商品を仕入れること。どんなに安く仕入れたとしても、買い手がいなければ何の意味もない。
次に、安定した仕入れが可能なこと。せどりの一回当たりの利益は決して大きくない。同じ価格で大量に仕入れることができなければチャンスを逃す。
そして最も大切なのが、安く仕入れるルートがあることだ。モノには市場価格というものがあり、それとかけ離れた値段では誰も購入しない。
となると、卸業者などから売れ筋の商品を仕入れればいいのだろうが、業者間の取引は1000個単位が基本。とうてい副業の範囲で捌き切れる量ではないため、難しそうだ。
しかし、誰でも業者間の価格で仕入れを行えるマーケットが実際に存在するという。会社に勤める傍らでせどりを副業として行い、年に100万円弱の副収入を得ている橋本友希さん(仮名・29歳)だ。
「中国の『アリエクスプレス』や『アリババ』といった通販サイトでは、誰でも業者から卸価格でモノを購入することができます。工場から直送する業者が多く、信じられないくらい安い価格で仕入れができるのが特徴です。サイト内の日本語がかなり怪しいのでちょっと不安ですが、ちゃんと日本への発送も対応していますし、不良品の対応にも応じてくれます。支払い用のクレカさえあれば、誰でも仕入れできますよ」
橋本さんはこの2サイトで主に家電製品を仕入れ、日本のサイトで捌いて利益を得ているという。狙い目となる商品を橋本さんに伺った。
「私が一番儲けているのはスマートウォッチ。日本だと高額なイメージがありますが、中国製のものであれば8ドル(900円)もあれば手に入ります。当然買い手にも高級なイメージが浸透しており、2500円前後で売れる。そのほかにもiPhoneの修理用パーツも狙い目です。交換用の液晶パネルは18ドル(約2000円)で仕入れて3500円程度で売れる。買ったものを右から左に流すだけで倍になるんだから、やめられませんよ」
橋本さん曰く、捌く場所はヤフオクよりもフリマアプリのほうが高額で売れる傾向があるため、最近の出品はほとんどメルカリだという。
「もちろん、安いだけあってあまり質はよくないですが、フリマアプリを使う層はスペックなどを理解しないで買っているため、商品写真と説明だけそれっぽく書いておけば飛ぶように売れます。例えばスマートウォッチだったら『日本語表示可能!メール確認だけでなく通話やカメラなどもOKな超多機能モデルです!』みたいな(笑)」
中国から仕入れて日本で売る。一見難しそうに見えるが、参入ハードルは意外と低いようだ。 <取材・文/山野祐介>フリー編集・ライター、現役AI絵師。携帯電話やポイント、ネット犯罪、節約術やお金の最新情報などに精通し、月刊誌で連載中。Twitter:@yamanoyy
中国通販で大量仕入れ。メルカリで年間100万円ボロ儲け男のテクニック
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