更新日:2018年01月03日 19:37
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元恋人に流血DVしたボブ・サップの”異常性”を専門家が語る

女性を血まみれにしておきながら「俺はデンジャラスだ!近寄ってはならない」

 サップに居場所を突き止められ、いつまた暴行を加えられるかという不安に苛まれているAさん。いつ暴力を振るってくるかわからない身長2mの格闘家と同居するなど、生きた心地がしなかったはずだ。Aさんはサップと過ごした6年間を振り返り、その「異常性」について語る。 「精神的におかしいのは本人も自覚していました。本人はそれを、不幸な幼少時代を送ったせいにしていましたね。『僕は父の血を継いでるからこれは治らない。暴力をコントロールできないから、僕と一緒にいるべきじゃない』というので、それなら別れましょうというと今度は激昂して『金を返せ』などと言って、暴力を振るってくる。別れを切り出すたびにパソコン代20万円を請求され、5回ほど払ってしまいました。そして自殺をすると脅してきました。」
ボブ・サップの”異常性”

Aさんがサップと連絡を絶った後も、一方的に連絡が来ていたという。SNS上でAさんの映った写真を探し出し、その画面を送りつけることも。「ごめんなさいママ(※Aさん)」という文言も

 それでもAさんが別れられなかった理由は、本人も言うとおり共依存の関係にあったからだ。 「さんざん暴言を吐いて暴力をふるった後、赤ちゃんみたいに泣いて謝ってくる。死ぬと脅される。そんな彼が可哀想になり、私が『育てなおし』しなければと、子供のようにスプーンでものを食べさせてあげたり、お風呂も入れてあげて、洋服も着せてあげて……。あと、彼の仕事において全てが自分の責任と感じていたというのも大きいです」
ボブ・サップの”異常性”

サップにホテルで殴られ、流血した際の写真。ホテルには弁償金20万円を支払った

 シャワーヘッドで殴って流血させた直後にSNSで以下のやり取り。「あれは正気じゃなかった」などと言い訳に尽き謝罪の言葉は一切ないサップ側。そしてなぜかAさんのほうが「アイムソーリー」と言ってしまっており、共依存状態だったことが一目瞭然だ ボブ・サップの”異常性” ボブ・サップの”異常性”(訳) サップ「(Aさんの名前)、俺をほっといて 俺は正気じゃない 離れて 愛さないで 離れて とても危険な状態になる お前は自分の手をハンマーで打ちたたき、塩漬けにし、俺に証明しなくてはならなくなる」 Aさん「何か食べた?」 サップ「昔のボブサップはもういない、暴力が怖いなら、遠くへ行け、俺はトレーニングに助けられるだろう、でも俺はデンジャラスだ!! だから来ない方がいい  お前には子供がいる」 Aさん「付いていかなかったこと後悔してる、ごめんなさい。」 サップ「俺はこれで死ぬだろう。もう二度と愛してると言うな。」  また、こんな特徴もあったという。 「10歳で母親が蒸発したと言っていたのですが、彼の異父兄から連絡があって話していると、ただの離婚だったという話でした。異父兄のお父さんが亡くなったとも言ってたけど、まだ生きていることがわかったり……。人の関心を引くためなら、どんな作り話でも平気でするし、それがあまりにも上手いから周囲は騙されてしまうんです。あと、母親を求めているからか、年配の未亡人や癌患者の女性をその手口でよくナンパしていましたね。私もその場に付き合わされ、恥ずかしく申し訳ない思いをしました」  このようにサップに振り回され続けたAさんだが、それでもサップを支えようと心理学やカウンセリングを勉強した。 「試合が近づくと暴力が100倍になるし、本人も私もつらい。それで、将来の目標とか、今を生きることなどについて、子供に諭すように話すようにしてみたんです。『あなたは世界チャンピオンなんだからわざわざ負け試合をして、伝説を傷つけなくても良い。あなたは十分頑張って来たし、みんなは認めてるよ』って。すると、落ち着く日が増え始めたんです」
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医師の見解は境界性人格障害の疑い?
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