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歌舞伎町の現役ホームレスが明かす極寒の夜の過ごし方「まず鬼殺しで身体を温める」

04:00-5:30/早朝の冷え込みを“落とし物探し”で乗り切る

――歌舞伎町で朝まで飲んだ日、店から外に出ると本当に冷え込んでます。さすがに起きるのでは? Mさん:寒さで目が覚め、体が震えてしょうがなかったりするときは、寝床から出て歩き回ります。体を動かして体温を上げるわけです。が、極寒の早朝を、あてもなく歩くのはツライ。そこで気を紛らわすために自分たちが行うのが、“落とし物探し”です。歌舞伎町の靖国通り沿いや明治通り沿いといった、酔っ払いがタクシーに乗るためにカバンからサイフを出すことが多そうな付近を中心に散策します。 ――それは、小銭拾いをするということ? Mさん:まあ、わずかなもんですわ。……と、まれに見かけるのが、路上で寝ている泥酔者風情のおっさんです。もちろん、チャンスなんて思いません。とりあえず「大丈夫ですか!」と声をかけてみるんです。すると、けっこうな頻度で相手の目がすーっと開き、こんなことを言ってきますから。「警察です。捜査のために、わざとこうしていますんで、すいませんが、ほっといてもらえませんか」。この真冬に泥酔窃盗のオトリ捜査とは、頭が下がります。

5:30-7:00/早朝の地下道で振る舞われるあるモノ

――そんなこんなで朝を迎える、と。 Mさん:5時半には新宿駅の地下道へ向かいます。目指すは、寝ていても警備員に文句を言われることがない、唯一の2ヵ所です。 ★西口/『小田急ハルク』地下・B16出口(6時~7時半まで) ★東口/『タカノフルーツパーラー』地下・A7出口(5時半~7時半まで) どちらが居心地がいいか? 暖かいのは圧倒的に西口ですが、東口もまた捨てがたいです。実はこの東口のタカノの地下、毎日、新宿5丁目のインマヌエル教会の牧師さんや一般の方がオニギリを持ってきてくれるんです。それだけではありません。週2、3回ほど、80代くらいの老紳士がやって来て、ホームレスに一人ずつ「ごくろうさん」と声をかけながら、3千円ずつ配ってくれるんですから。 ****** 【仙頭正教】 歌舞伎町ガイド人。立ちんぼスポットからボッタクリ客引き、心霊ビルまで、町の“怪しい”に精通。月2回、カブキの裏スポットを案内する『歌舞伎町観察ツアー』を開催中。ツイッター(@sento1025) ※月刊『裏モノJAPAN』編集部・所属
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・ツアー募集(https://kabukicho-guide.com/) ・メール(masanorisento@gmail.com)


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