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年利10%の運用も可能!? 「投資型クラウドファンディング」の魅力とは?

 ここ数年でグッと認知度が高まった感のある、クラウドファンディング。矢野経済研究所によれば、2016年度の国内市場規模(新規プロジェクト支援額ベース)は745億5100万円で、前年度比96.6%増という伸びを見せている。

 そんなクラウドファンディングに関して、突然だが、ここでクイズ。ネットを介して資金を集めようとしている以下の3つのうち、どれがクラウドファンディングに当てはまるだろうか?

A 売れないアイドルがCDを出すのを支援する
B 不動産事業を立ち上げたい企業にお金を貸す
C 証券会社では買えない未上場企業の株を買う


 気づいた方も多いと思うが、答えは全部。現在、クラウドファンディングには大きく分けて、「非投資型」と「投資型」の2つがある。そのなかでも細かく分ければ、以下の5タイプになるのだ。

【非投資型】
1)寄付型・・・・NPOなどに社会貢献として資金を提供する
2)購入型・・・・資金提供の見返りにサービスやグッズを受け取る

【投資型】
3)貸付型・・・・資金需要のある個人や企業・事業に融資
4)ファンド型・・資金需要のある個人や企業・事業に投資
5)株式型・・・・ベンチャーなど非上場会社の株式に投資

 前出の例を当てはめると、Aは2の購入型になり、Bは3の貸付型、Cは5の株式型となるわけだ。証券会社としては唯一、投資型クラウドファンディングを総合的に手掛けるSAMURAI証券(現在扱うのは貸付型とファンド型で株式型は検討中)の澤田聖陽氏が解説する。

「要はお金のリターンが発生しないタイプのクラウドファンディングが非投資型になり、リターンが発生するタイプは投資型になります。投資型はもちろん金融商品なので、運営会社も金融商品取引法に則って事業を行わなければいけません。投資型の中でも、これまでは3の貸付型(ソーシャルレンディング)が先行して伸びていたのですが、そのほかのタイプで、当社で行っているようなファンド型や、昨年からスタートしたばかりの株式型も、今後はどんどん市場が伸びていくと目されています」

SAMURAI証券社の澤田社長

■人気プロジェクトではすぐに募集上限に達することも

 クラウドファンディングはここ最近、インフルエンサーなど個人でもさまざまな人が行っているので、その名前を聞くと最初に「非投資型」を想像する人が多いかもしれない。とはいえ「投資型」を手掛けるクラウドファンディング運営会社も年々増えているので、将来的にはもっと身近な存在になっていきそうだ。

「投資型クラウドファンディングの一番の魅力は、リターンの高さです。プロジェクトごとにリスクの高さによってリターン率は変わってきますが、概ね5~10%という、高い利回りを想定しています。しかも1万円から投資できるプロジェクトも多いので、投資する側もそれほど大きな元手がなくても参加しやすいんです」

 投資型クラウドファンディングに参加する際には、申し込みから登録、購入まですべてがネットで実行できる。このあたりはネット株や仮想通貨の売買をイメージするとわかりやすいだろう。

「あとはやはり、クラウドファンディングだと、これまでは個人がなかなか手を出せなかったジャンルの資金需要に投資できることも魅力ですね。例えば過去に当社で扱ってきたプロジェクトだと、トランクルームの運営だったり、サプリメントの仕入れ資金、さらにはスリランカルピー建ての定期預金に投資する、なんてケースもありました。プロジェクトによっては投資リターンだけじゃなく、投資した商品をプレゼントしてもらえるものもありますよ」

 ちなみに、資金募集をする期間はプロジェクトによって数日~数か月までさまざま。人気があるプロジェクトだとあっという間に上限に達してしまうこともあるようなので、気になる人はこまめにチェックしたほうがよさそうだ。

SAMURAI証券が手掛ける投資型クラウドファンディングのプラットフォーム「SAMURAI」のHP

「ただ、もちろんリスクはあって、プロジェクト自体がとん挫すればリターンも当然なくなります。そういった有望性を見極める目は投資家さんにも必要になるのですが、当社は証券会社が母体なので、ある程度は信頼をもって案件の選別はできていると自負しています。4月以降はさらに投資可能なプロジェクトが増えていきますし、非会員でもどんな案件があるのかはサイトで見られるので、まずはチェックしてみてほしいですね」

 投資はあくまで自己判断であるのは言わずもがな。とはいえ、銀行預金では雀の涙ほども利息が増えない時代に、寝かせている資金があればこういった新しいジャンルの投資商品に目を向けてみるのも、一つの賢い選択と言えそうだ。

提供/SAMURAI証券

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第一種・第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第36 号
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<取材・文・撮影/日刊SPA!取材班>


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