更新日:2018年06月01日 18:43
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泡が出るワインはシャンパン? 焼酎の原材料は? 今さら聞けないお酒の常識

 お気づきでしょうか。乱暴な言い方をすると、醸造酒であるビールを蒸留するとウイスキーになり、ワインを蒸留するとブランデーになり、日本酒を蒸留すると焼酎になるのです。だいたいこれで押さえられたのではないでしょうか。

ビールやウイスキーをはじめ多くのお酒が、大麦を原材料としています

メーカーズマークというバーボンウイスキーの蒸留所で、大麦を発行させているところ

ブドウを発酵させてワインを作り、ワインを蒸留するとブランデーができます

 それ以外ではラム。南米をはじめ日本でも作られていますが、原料はサトウキビです。透明なものから琥珀色のものまで、いろいろとあります。テキーラは竜舌蘭(リュウゼツラン)という常緑多年草が原料で、決してサボテンではありません。ウォッカとジンは、麦をはじめとする穀物が原料です。本来であれば、大麦や小麦、ライ麦といった違いがありますし、小麦にも冬小麦や春小麦といった違いがありますが、まずはキホンだけで構いません。間違っていなければ、とりあえずはいいのです。  ざっくりですが、1つネタを仕込めたのではないでしょうか。ただし、それしかないというような断言はしないでください。あくまでもキホンのキなのですから、細かい部分には触れていません。例えば、木イチゴやスモモ、リンゴなどからもブランデーは作られます。タイのメコンウイスキーは米から作られますし、ジンにはジャガイモも使います。間違っても、プロである店員にドヤ顔はしないようにしましょう。  お酒の知識があれば、会話も弾みますし、味も美味しく感じます。では、今日も楽しくお酒を飲んでください。 <文/柳谷智宣>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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