更新日:2022年12月30日 10:15
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池田エライザ、上京当時は引きこもりだった!? “こじらせ女子”を演じて振り返る

カバンひとつで上京した

池田エライザ――ここ数年、池田さんの活躍は目覚しいものがありますが、芸能界に入った当初は引きこもった時期もあったのだとか。 池田:カバンひとつで上京しました。5畳半のユニットバスがついたアパートは、玄関のすぐ横に冷蔵庫があるような部屋(笑)。その部屋で、ベッドの上が私の小宇宙だったんです。映画の御子ちゃんのように引きこもったりもしましたが、私がどんなに悶々と考えても、地球はまわっていく。まぁ、今でも、自分の小宇宙で考え込んだりするのは変りませんね(笑)。 ――ブレイクする前に、事務所の規則を破ってTwitterを始めたそうですね。 池田:雑誌『nicola(ニコラ)』のモデル時代からブログをしていたのですが、SNSの流行にのって、多くの人達がインフルエンサーになっていく様子を目のあたりにしました。だけど私の場合は、どんなに一生懸命ブログを書いても、それを検索してもらわなければ誰の目にもとまらない……。発信したいことが山ほどあるのに、検索されないことが悔しかった。  そこで、代官山のTSUTAYAへ行き、様々な本を読んで勉強しました。「発展途上の私が頑張っている姿を発信して、誰かへ元気を与えられればいいな」という想いで、事務所から許可を得ずに始めたんです(笑)。結果、同じような想いをもった人達がたくさん拡散してくれました。 池田エライザ

オジサンの絵文字はナシ!?

――池田さんはInstagramもとても好評ですよね。絵、写真、書評、詩、様々な分野でクリエイティビティを発揮しています。 池田:日常をカメラに収めるのが好きなんです。撮りためている写真を何かの機会に発表できればよいなと思っています。絵を描いたり、写真を撮ったり、詩を書いたり、好きなことを好きな風にやっていると、いつか形になるんじゃないか、なんて漠然と考えています。 ――SNSで支持を集めておられる池田さんにお聞きしたいのですが、日刊SPA!世代のオジサンがしてイタい投稿はありますか? セルフィーやグルメの投稿はアリですか? 池田:絵文字を打っている瞬間の感情を想像されるのが嫌なので、私自身、絵文字は乱用しないようにしています。文末にちょこっと使うのはアリですが、文章の途中で絵文字を連打するのはちょっと……(笑)。特に、赤のビックリマークが苦手なんですよ! ビックリマークをつけるなら、普通の黒の方にしてほしいかな。オジさまにはそっちのほうがスマートです。  あとは、「点滴なう」とか病院での自撮りはツッコミづらい(笑)。あ、セルフィーやグルメの投稿なんかはアリです。かわいいと思います。 池田エライザ

「フォロワー数は気にしたくないし、気にされたくない」

――勉強になります(笑)。池田さんのような著名人はSNSを通してセルフブランディングもできますし、社会に大きな影響を与えることもできますよね。しかしその反面、プライバシーの欠如や責任がプレッシャーになるのでは? 池田: Twitterを始めた当初はただただ楽しかったんですが、忙しくて呟けない日が続くと、「どうしたの?」「大丈夫?」「病気じゃない?」と皆に心配をかけてしまうのが辛いです。  SNSで発信しなくとも、実際に会って気持ちを伝えることの方が大切なのかも……と最近は思ったり。本音はフォロワー数を気にしたくないし、気にされたくもない。とはいえ、現実はフォロワー数が仕事にも影響するわけで……。気楽に発信するのがSNSの良さなのに、私って不器用だなぁってつくづく思います(笑)。いつかはSNSから離れるときが来るかもしれないですね。 <取材・文/此花さくや、写真/林 紘輝、劇中画像/(c)2018「ルームロンダリング」製作委員会>
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『ルームロンダリング』
7月7日(土)、新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
配給:ファントム・フィルム

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