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酒に弱い人が多いのは三重県、愛知県、石川県。酒豪が多い県1位は?

 酒気帯び運転は、呼気中アルコール濃度0.15mg/l以上でNG。0.25mg/l未満なら違反点数は13点、0.25mg/l以上なら25点となります。警視庁が公開している研究結果では、少量でも運転に悪影響が出るうえ、酒に強い人ほど酔いの効果を弱く認識する傾向にありました。飲んだら乗るな、飲むなら乗るな、です。今はクルマを貸した人も捕まるので、肝に銘じておきましょう。  ちなみに、お酒の一気飲みが危険なのは、本来ゆっくり飲むのであれば処理できる量のアルコールでも、短時間に飲むことで血中アルコール濃度が跳ね上がるためです。一瞬で、泥酔期や昏睡期になると、大小便を垂れ流し、呼吸困難などになってしまいます。飲食店でこうなると、仲間にも他のお客さまにもとても大きな迷惑がかかりますし、お店も困ります。時代の流れでもあるので、イッキはナシにしましょう。本当に、格好悪いです。原価BARでは、「NO IKKI!」運動に賛同しています。

お酒が飲めない人を無理やりつき合わせるのはやめましょう

酒豪率が高い県は秋田県、岩手県、鹿児島県!

 さて、真面目な小言みたいなことが続いてしまいました。最後に、今日の飲み会で使えるウンチクネタを一つ。元筑波大学教授の原田勝二氏は、日本や世界の人がどのくらいお酒に強いのかを研究しており、都道府県の酒豪率を発表しています。お酒に強いトップ3と、お酒に弱いトップ3を想像してください。  酒豪1位は、なんと秋田県。知り合いに秋田県出身の飲み仲間が数人いるのですが、強いというのは納得です。酒量を自慢する感じではなく、淡々とエンドレスに飲み、酔わないし顔も赤くならない傾向がありました。次に岩手県、やはり東北勢です。そして、3位が鹿児島県。確かに、エンドレスで焼酎を飲み続ける印象です。酒豪遺伝子が出現する頻度が少ないのは、1位が三重県、2位が愛知県、3位が石川県でした。全体的には、近畿・中部・中国地方に下戸が多く、南北に離れるほど酒豪が多くなってくるイメージです。  兎にも角にも無理をせず。自分が気持ちいい範囲で、楽しくお酒を飲みましょう。 <文/柳谷智宣>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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