雑学

花形事業でなくても成功できる。勝ち組50代になれた男の働き方

50代になっても高いモチベーションを保ち第一線で活躍する勝ち組50代。成功するには40代の働き方がカギだった!?

社内の傍流部署で実績を残し、50代で世界的ブレンダーに輝く


田中城太 会社の主力事業ではない部署の担当でも極めればスペシャリストとして社内で唯一無二の“勝ち組”になれる。

 キリンビールの田中城太さんは同社従業員全体の1割弱ほどしか関わっていないウイスキー事業の商品開発の担当部署に所属。会社員でありながら「アイコンズ・オブ・ウイスキー2017」で世界最優秀ブレンダーに輝いた人物だ。

「27歳で入社後すぐに米国に派遣され、ワイン醸造を修得。帰国してワイン関連業務に従事した後、ウイスキーやチューハイ『氷結』の中味開発を手がけました。そして、40歳手前でキリンビールが米国バーボン蒸溜所フォアローゼズを買収。誰かが派遣されるという噂が流れたのですが、誰も積極的に希望する者はいなかった。だから真っ先に手を挙げて『ぜひ行かせてください』と志願。再渡米のチャンスを掴みました」

田中さんの軌跡

ナパバレーやフォアローゼズから帰国後の多忙期を除いて順調に勝ち組への道を進んだ田中さん。55歳でマスターブレンダーに就任した

 着任時の立場は品質ディレクター。だが、実際に働いてみれば製造計画の策定から商品開発、資材の調達まであらゆる業務をこなすことになる。買収したフォアローゼズを事業として軌道に乗せることがミッションだったのだ。

「要は“ちょっとやそっとではヘタラないヤツ”として派遣されたわけです。しかも40代ですから“成果を出せ”という会社側の意向も理解できてしまう。米国が夜でも日本は朝ですから。本社とのやり取りもあって、本当に昼夜構わず、死に物狂いで働きましたね。今思えばですが、そのときの経験と実績が50代になって生きていると思います」

次のページ 
帰国したら「一人で2人分働け」

1
2





おすすめ記事