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食品偽装を防ぐ新技術になる!? 仮想通貨で有名なブロックチェーンを使ったシステム

「一般的なデータベース管理だと、複数の大型サーバーが必要になる一方、複数のパソコンで台帳を共有するブロックチェーンを使えば、サーバーのコストが抑えられるというのが理由のひとつです。また、ジビエは牛や豚などと違い、既存の物流管理システムが皆無だったので、新しい技術を導入しやすかったんです」(石毛氏)
ジビエの解体

写真はジビエの解体の様子。イノシシなど、鮮度が重要な食品を都心に届ける機能はまだ充実しておらず、安易に食べるべきではない

 また、ブロックチェーンなら異なるデータ同士を結ぶことも容易であり、将来的には、世界の食品流通をブロックチェーンでひとつに結ぶことも可能になるという。  少なくとも“羊頭狗肉”という言葉が生まれた千年前には存在していたであろう食品偽装。新技術で撲滅できるかもしれない。 【石毛俊治氏】 日本ジビエ振興協会事務局。健全で成熟したジビエ市場の創出を目的とした、一般社団法人日本ジビエ振興協会の事務局で広報を担当 ― 不健康な食品一覧 ―
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