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若者が「テレビはつまらない」って言うのは当然。ディレクター岡宗秀吾のテレビ論

ストリート出身Dとテレビの未来

 数々のヒット作を手掛けながら、テレビ界ではサブストリームを自任する岡宗氏。彼の目に、現在のテレビはどう映っているのか? 「テレビの今後を考えることについて、そこまでシリアスじゃないんです(笑)。W杯は皆見ていたと思うし、テレビ局って地方で事件が起こったら、すぐ現場に行けるフットワークを持った人を雇える、体力のあるメディアだと思うんです。もちろん、この先それが他のメディアと逆転する可能性はあると思うんですけど、そういうものはやっぱりテレビで体感したいです。 テレビと時代って『合わせ鏡』だと思うんです。だから、テレビは“テレビを見ている層”に向けて作らないと見てもらえない。そもそもCMを売るというビジネスの形に沿ってやっているワケで、視聴率が取れなかったら番組が終わってしまうんです。 だから『地上波おもんない』『若い人が見るわけない』って言われても、そりゃそうでしょ、おばちゃんしかテレビの前に座ってないんだからって話で。ツイッターとかやってる世代の人が『テレビはつまらない』って言うのは年寄りが『最近の若いヤツは』って言ってるのと一緒だと思うんです」
石橋貴明のたいむとんねる

『石橋貴明のたいむとんねる』公式サイトより

 今春から始まった新番組『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ)の総合演出を務める岡宗氏。メインストリームが失いつつある、“ヤンチャと元気さ”をここでも思う存分見せてくれている。 <岡宗氏のテレビ3か条> ・テレビはまだ体力のあるメディア ・テレビと時代は「合わせ鏡」 ・やっぱりテレビで体感したい 岡宗秀吾氏― テレビはやっぱり面白い! ―
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