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「親の資産」を子が把握しておいた方がいい理由。9割が質問することをためらっている

 実家に眠る貯金、生命保険、投資信託etc. 子はすぐに実態を把握すべき理由とは? 親のカネについて

親のカネについて質問したことのある人はたった1割!

「父さん母さんはいくら貯金を持っているの?」と、親に聞いてみたことはあるだろうか。アンケートの実施結果を見ると、この質問をぶつけたことのある人はわずか11.7%。実に9割の人は、親の資産について質問することをためらっているのである《親の資産について、どの程度把握していますか?》 ※(複数回答可)40~50歳男性300人が回答 ・タンス預金や貸金庫の存在を把握している 2.3% ・実家の資産価値を把握している 5.3% ・親が保有している金融商品(株式、投資信託など)を把握している 5.7% ・メインバンクの貯金額を把握している 8% ・親が加入している保険を把握している 8.3% ・親の資産について親に尋ねたことがある 11.7% ・メインバンク以外の銀行口座の存在を把握している 11.7% ・親がもらっている年金額を把握している 16.7% ・いっさい把握していない 70%  しかし、親の資産が目減りするのを防ぎたいのであれば、これは一刻も早く問うべき質問であると言うのは、自身も「親のカネ」で多くの苦労をしたというルポライターの永峰英太郎氏。  その理由のひとつは、「親が払っているムダなカネ」を洗い出すためだ。 「私の両親の場合、保険の入り方にムダがありました。父は月額3万円の死亡保険に加入していたのですが、保険会社に勧められるままに加入したもので、その内容は到底金額に見合うものではなかったのです。契約を見直した結果、保険料は下がりましたが、死亡時にもらえるのはわずか190万円に。一方で、父がこれまでに払ってきた保険料の総額は約1700万円になります。もっと早くに気づいていればと悔やまずにはいられません」
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親の資産について聞くには?
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