「自動運転の本格普及は商用車から」の理由 2025年までに段階的に実用化
③はどうか? MaaSは、簡単に言うと自動運転技術を搭載したカーシェアリングや公共交通機関などの車両だ。例えばフォルクスワーゲン(VW)グループのSEDRIC(セドリック、セルフドライビングカーの略)は、ドライバーレスで自動走行可能ないわゆる“自動化レベル5”を達成した車両。一般向けの販売はなく、将来的な無人交通システムやカーシェアリング、さらには都市や他の交通機関と連動した新種の公共交通機関向けとして開発された移動体で、’20~’25年に向けて段階的な実用化を目指す。
’17年3月に開催されたジュネーブモーターショーではじめて世に送り出されたセドリックは、次々にその種類を増やし、ノーマルタイプのほかに、夜間のエンターテイメントに特化した「セドリック・ナイトライフ」、
小中学校の生徒送迎用「セドリック・スクールバス」、
そして’18年6月開催の国際情報通信技術見本市「CEBIT2018」では、我々がスポーツする際の移動を受け持つ「セドリック・アクティブ」が発表された。
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