小橋建太がまさかのダメ出し?「オブライトという名前はやめたほうがいい」――小橋建太の青春おすそわけ#28<橋本千紘vol.2>
橋本:デビューして3年は、3禁がありまして。自分は10月で解けます。
小橋:3禁というのは?
橋本:お酒、タバコ、恋愛。ギャンブルもダメです。里村さんはギャンブル大好きですけど(笑)。
小橋:でも3年でしょ? 里村さんは20年以上だからいいんだよ。
橋本:アハハハ(笑)。
小橋:橋本選手はどういう男性が好きなの? 芸能人で言うと。
橋本:山田孝之さんとか。
小橋:顔が濃い人が好きなんだ。
橋本:好きになる人は薄い人が多いんですけどね。身長も体つきも、自分より大きい人がいいです。
――結婚願望は?
橋本:ないですね。自分は一つのことにしか熱くなれない気がします。
小橋:じゃあ、力が落ちてきたら、いま恋愛してるな、ということだね。
橋本:いやいや、相手がいい人だったら、もっと上にいくかもしれないですよ。フフフ。
――橋本選手はインタビューで、「フラれたことがない」とおっしゃっていました。小橋さんはフラれたこと、あるんですか?
小橋:あるよ。当たり前じゃん(笑)。そういう経験が人間を強くしていってくれるからね。まだ26歳だから、これから積み重ねていかないと。昔の女子プロレスラーは、早くデビューして早く引退するのが当たり前だったけど、里村選手はいま38歳だもんね。橋本選手もコンディションをよくしていけば、何歳まででもできると思う。里村選手に負けないように。
橋本:6月に4回目のベルトを獲ったんですけど、小橋さんのような絶対王者になれるよう、ずっと防衛し続けたいです。
小橋:防衛することも大事なんだけど、一つ一つの試合を熱い試合にすること。後楽園でカサンドラ(宮城)選手と橋本選手がやったとき、お互いキャリアが浅い中、メインイベントでタイトルマッチ。いい試合だったし、若い人たちが上に上がっていく力を感じた。その流れを大切にしてほしい。里村選手がいつか引退を口にするとしたら、橋本選手たちが伸びて、安心したときだと思う。里村選手は何年もかけて築き上げてきたから、そう簡単に存在を超えられるわけではないけど、超えるには毎日の積み重ねしかないんだよ。
橋本:自分はまだ深く考えていなかった部分もあるので、もっともっと自分を外から見られるような余裕を持てるようにしていきたいです。
小橋:余裕を持つことも大切なんだけど、必死さも大事。絶対に自分の時代を作るんだという気持ちを持っていれば大丈夫。橋本選手は、いい素材だからね。
橋本:ありがとうございます!
【PROFILE】
●橋本千紘(はしもと・ちひろ)
センダイガールズプロレスリング所属。‘92年7月1日、福井県坂井市生まれ。中学3年の夏、センダイガールズの入門テストを受験し、内定をもらうが、レスリングにのめり込み、東京の安部学院高校に進学。3年生のとき、アジアジュニア選手権67kg級優勝、全日本選手権3位入賞。卒業後は日本大学に進学し、世界学生選手権3位など実績を残す。大学卒業後、センダイガールズに入門。2015年10月11日、デビュー。センダイガールズワールドシングルチャンピオンシップを4度戴冠し、現在も防衛を続けている。158cm、75kg。Twitter:@chihiro_senjo
●小橋建太(こばし・けんた)
(株)Fortune KK代表取締役。’67年3月27日、京都府福知山市生まれ。’87年6月、全日本プロレスに入団。“プロレス四天王”と呼ばれるレスラーの一人。2000年6月、プロレスリング・ノアに移籍。’03年3月、GHCヘビー級王座獲得。13度の防衛に成功し、“絶対王者”と呼ばれる。’06年6月、腎臓がんが発覚するが、2007年12月、奇跡のプロレス復帰を果たす。’13年5月11日、引退。現在はチャリティーや講演会など、幅広い活動を続けている。Twitter:@FortuneKK0327
構成/尾崎ムギ子 撮影/橋本勝美
尾崎ムギ子/ライター、編集者。リクルート、編集プロダクションを経て、フリー。2015年1月、“飯伏幸太vsヨシヒコ戦”の動画をきっかけにプロレスにのめり込む。初代タイガーマスクこと佐山サトルを応援する「佐山女子会(@sayama_joshi)」発起人。Twitter:@ozaki_mugiko
1
2
■センダイガールズ・横浜ラジアントホール大会
日時:9月24日(月祝)
会場:横浜ラジアントホール
開場:17:00
開始:17:30
http://sendaigirls.jp/schedule/5262/
■BIG SHOW in SENDAI
日時:10月14日(日)
会場:仙台サンプラザホール
開場:14:15
開始:15:00
http://sendaigirls.jp/schedule/5264/
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ