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日大レスリング部出身。デビュー3年目の橋本千紘は、女子プロレス界の救世主となるか?――小橋建太の青春おすそわけ#27<橋本千紘vol.1>

 2015年11月12日、後楽園ホールにて行われた「センダイガールズvsスターダム対抗戦」。第一試合に出場した橋本千紘は、観客の度肝を抜いた。158cmと小柄だが、筋肉隆々。日大レスリング部出身だけあって、レスリングがとにかく上手い。かと言って、技術に頼ることはしない。デビュー1ヶ月にして、華やかな“魅せる”プロレスをやってのけた。彼女のジャーマン・スープレックスは、本当に美しかった。

 あれから2年9か月。センダイガールズワールドチャンピオンシップ王者に4度輝き、いまもベルトを保持している。これからの女子プロレス界を背負って立つ逸材に、“鉄人”小橋建太がエールを送る。

――橋本選手は中学3年生のとき、センダイガールズの入門テストを受けたんですよね。

橋本千紘(以下、橋本):小学生くらいからプロレスを見るようになって、里村(明衣子)さんのいるガイア・ジャパンが好きでした。ずっとガイア・ジャパンに入りたいと思っていたんですけど、解散してしまって。その後、里村さんと新崎(人生)社長が仙台で新しい女子プロレス団体を立ち上げるということで、そこに行こうと思ったんです。中学3年生のときに、仙台にオーディションを受けに行きました。

小橋建太(以下、小橋):その頃はどこに住んでたの?

橋本:福井です。出身も福井です。

小橋:うちに近いね。京都の福知山だから。仙台には一人で行ったの?

橋本:親と一緒に行きました。合格したんですけど、格闘技の経験がなかったので、新崎社長に「受け身を覚えておいたほうがいいよ」と言われて。入門するまでの半年間、レスリングか柔道をやることを勧められたんです。たまたま家の近くにあったのがレスリング道場だったので、そこでレスリングを教わるようになりました。

小橋:高校には行かないつもりだった?

橋本:はい、行かないつもりだったんですけど、周りの意見と、レスリングの大会で目をつけていただいて、高校からスカウトされて進学しました。

――高校卒業後は、日大レスリング部へ。

橋本:当時は、プロレスを見ないようにしていました。見たらやりたくなってしまうので。

小橋:そのときの思いをずっと持ち続けて、大学を卒業して、またプロレスを目指した。大体、そこで違う目標ができたりして、違う道へ進んでいくんだけど、橋本選手は卒業しても自分が目指した道を貫きたいと思ったからこそ、いま女子プロレス界ですごい存在感を放つ選手になったんだと思う。

――小橋さんは、橋本選手の試合をご覧になって、いかがですか。

小橋:女子プロレスラーのごついイメージをしっかり作っている。一時、女子プロレスラーは可愛らしいイメージになったこともあったけど、強さを求める原点に戻るような力強さを感じた。里村選手の試合は、女子プロレスより男子プロレスを見ているような感覚だよね。そういうところで育った選手だから、橋本選手にもDNAが受け継がれていると思う。

橋本:里村さんのところは一番練習がキツくてしんどそうだなと思ったので、どうせやるなら一番厳しい環境でやりたいと思って、センダイガールズに行きました。間違いなかったなと思います。身近に里村さんのようなストイックな方がいると、モチベーションが違います。

――里村選手はどんな人ですか?

橋本:普段は天然なんですよ。けど、社長としての仕事もして、選手としての仕事もして、寝ている暇あるのかなと思います。

小橋:いろんなところを動き回っているよね。そういう姿を見て、下の選手も頑張っているんじゃないかな。

――橋本選手はデビュー1年で里村選手を下し、センダイガールズワールドシングルチャンピオンシップを戴冠しました。

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デビュー3ヶ月でアジャ・コングとシングルマッチ

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■センダイガールズ・横浜ラジアントホール大会
日時:9月24日(月祝)
会場:横浜ラジアントホール
開場:17:00
開始:17:30
http://sendaigirls.jp/schedule/5262/

■BIG SHOW in SENDAI
日時:10月14日(日)
会場:仙台サンプラザホール
開場:14:15
開始:15:00
http://sendaigirls.jp/schedule/5264/

■小橋建太 サイン&撮影会 ~プロレスオンリーショップ2018 in書泉~
日時:8月29日(水)
場所:書泉グランデ7F
https://www.shosen.co.jp/event/81593/

■TAKAYAMANIA EMPIRE
日時:8月31日(金)
会場:後楽園ホール
開場:17:30
開演:18:30(全7試合)
放送:Abema TV生放送
チケット:Makuake(マクアケ)
https://www.makuake.com/project/takayamania2018/
主催:(株)髙山堂/TAKAYAMANIA実行委員会
協力:TAKAYAMANIAの皆様





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