雑学

クワガタのプロレス“クワレス”が想像以上にプロレスだった! ロックアップに関節技も

 クワガタのプロレス、その名も“クワレス”。「クワガタを無理やり闘わせるなんて、可哀想……」と憂うことなかれ。ロックアップに関節技。ラダーマッチさながらの緊張感ある闘いは、まさにプロレスそのもの。そしてそこには、優しさが込められていた――。

クワレスを考案したのは元プロレスラー


 クワレスを考案したのは、元プロレスラーの垣原賢人さん。2006年、第4・5頸椎損傷により引退し、クワガタを愛する昆虫ヒーロー「ミヤマ☆仮面」として第二の人生を歩み始めた。2014年12月、悪性リンパ腫に犯されていることを公表したが、いまもなお、クワガタの魅力を子供たちに伝えるため、日本全国を飛び回っている。

 7月21日、東京ビッグサイト「東京キャンピングカーショー2018」にて、クワレスのイベントが開催された。

 MCを担当するのは、アイドルグループ・バクステの元メンバー垣原綾乃さん(垣原さんの娘さん)。思わぬ美女の登場に、子供たちはステージに釘付けになる。

MCを担当した垣原綾乃さん

 そして軽快な音楽とともに颯爽と現われたのは、我らがヒーロー・ミヤマ☆仮面だ。UWF系の元プロレスラーとは思えないコミカルな動きに驚きを隠せないでいると、クワガタ忍者(垣原さんの息子さん)が登場。垣原一家の見事な連携に、思わず拍手!

ミヤマ☆仮面の登場に沸く

 虫クイズ、チャレンジコーナーで子供たちのボルテージが上がった後、ついにクワレスが始まった。リングはのぼり木。かなりの高さの“ラダー”に、「あそこから落ちたらどうなるのか!?」とヒヤヒヤさせられる。リングから落ちるか、体が浮いた状態で3カウント入れられたほうが負け。選手に危険があればいつでもリングにタオルを投げられるよう、来場した子供がセコンドにつく。

 今回の出場選手は、平べったい体型のセレベスオオヒラタと、世界最大のギラファノコギリクワガタ。体格差のある二匹の試合は、一体どんな展開になるのか?

 まずはセレベスオオヒラタの先制攻撃。足が短いセレベスは、足腰の力を利用して潜り込む形でギラファを挟む。しかし12cmを超えるギラファは、長い大アゴ(ハサミの部分)を使い、それをブロック。関節技を防いでからのロックアップという仰天の試合運びに、観客は手に汗握る。死闘の末、セレベスがギラファの巨体を持ち上げ、3カウント。セレベスの勝利となった。

 試合後、垣原さんにクワレスの仕組み、そしてクワガタへの思いを聞いた。

クワレスへの想いを垣原さんに聞く


――今日の試合はいかがでしたか。

クワガタ忍者の3カウント

垣原賢人(以下、垣原):体の大きさではギラファのほうが上なんですけど、パワーではセレベスのほうが上でした。ギラファは力負けしたということですね。セレベスはパワーファイターなんです。

――ラダーマッチのような試合に、ハラハラしっぱなしでした。

垣原:子供たちは目線が低いので、のぼり木を見上げて、「すげー!」となるわけなんです。その記憶は子供たちの中に、ずっと残るんですよね。それで虫好きになって、虫が棲んでいる森に行こうという気持ちになり、虫を捕りに行くようになってくれたら嬉しいです。

――かなり凝ったリングですよね。木の丸太の上でやるのかと思っていました。

垣原:あのラダー風のリングには、実は優しさが込められているんです。足場のしっかりしたところだと、パワーファイターは100%の力が入りますよね。それだと相手を傷つけてしまう恐れがある。だから闘う部分の枝を細くし、足場を不安定にしているんです。そうすると、70%、60%の力しか入らない。やられるクワガタの体のことを考えたリングなんですよ。

特製のラダー風リング

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日本レスラー VS 外国人レスラーのような面白さ

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■カッキーライド
日時:2018年8月14日(火)
会場:後楽園ホール
開場:17:30
開演:18:30

<対戦カード>
★メインカード
・UWFルール(30分1本勝負)
鈴木みのるvs.垣原賢人

・UWFルール(30分1本勝負)
藤原喜明vs.冨宅裕輔

★ダブルバウト
・UWFルール(30分1本勝負)
中野巽耀 vs.ロッキー川村
山本健一 佐藤光留

・UWFルール(20分1本勝負)
鈴木秀樹vs.中村大介

★スタンディングバウト
・キックルール(3分3R)大江慎レフェリー
野村卓矢vs.伊藤崇文

公式Twitter:@kackyride2018

■TAKAYAMANIA EMPIRE
日時:2018年8月31日(金)
会場:後楽園ホール
開場:17:30  
開演:18:30(全7試合)
放送:Abema TV生放送
チケット:Makuake(マクアケ)※クラウドファウンディングhttps://www.makuake.com/project/takayamania2018/
主催:(株)髙山堂/TAKAYAMANIA実行委員会
協力:TAKAYAMANIAの皆様





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