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任天堂は絶好調?それともピンチ?中間決算から見えた現状と課題

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報


ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

 10月30日に任天堂の中間決算が発表されました。売上高は奇跡的なV字回復を見せた前年同期を4%上回り、営業利益は53.7%増の614億円と好調でした。今回は決算資料から、ハード売上など気になる数字をピックアップしていきましょう。

目標達成には黄信号のNintendo Switch部門


 2017年3月の発売から2年目に入ったNintendo Switchは、2018年4~9月で世界販売台数507万台を記録しました(累計は2286万台)。前期比3.7%増と伸びてはいるものの、今期のNintendo Switchの売上目標は2000万台。この下半期で残り1500万台を売らねばならず、目標達成には黄信号といったところです。

Nintendo Switch

 また、販売台数のグラフを見る限り、日米欧市場で6月をピークに少しずつ台数が右肩下がりになっています。年末商戦の『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』がどれだけハードを牽引するかがカギとなります。

大減速のニンテンドー3DS部門


 発売から8年目を迎えた3DSは大減速。販売台数は100万台(前年同期比65.1%減)と急ブレーキがかかりました。携帯機と据え置きを兼ね備えたNintendo Switchがヒットしたのが理由のひとつですが、任天堂としても携帯機市場を失ってしまうのは痛いところ。3DSの後継機を開発・発売するのか、Nintendo Switch&スマホの体制でいくのか。決断の時が迫っているように感じます。

Nintendo 3DS

 ちなみに古川代表取締役社長は質疑応答で「当社のゲーム専用機ビジネスは当面Nintendo Switchとニンテンドー3DSで進め、ニンテンドー3DSに関しても需要のある限り販売を継続していきたいと考えています」と答えています。

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スマホ部門やソフト部門は好調な任天堂

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