お金

偏差値40から東大理IIIへ合格した仮想通貨トレーダー

「それぞれの変数に相場状況に応じた係数を掛けて、未来を分析するイメージです。係数は相場によって変わるので一概に言えませんが、具体的な作業はチャートの確認が第一。売りと買いのどちらが強いか。需給を意識しながら月足、週足、日足、4時間足、1時間足、15分足と見ていきます」
投資家の心理

投資家の心理は、チャートで視認できる場合がある。ローソク足の動きやさまざまなインジケーターを観察しながら、相場の動向を示すヒントを探し、エントリーポイントを探る

 サポートラインやレジスタンスライン、一目均衡表や移動平均線、RSIなどのテクニカル指標も参考にする。 「チャート外の情報も重視しており、コインチェック上でのチャットをテキストマイニングしてネガ・ポジを指数化してくれるツイートや、大手取引所や先物市場での売買ポジションといった情報も見ながら、売買を判断していきます。複数のシナリオを想定しながら状況に応じたトレードを心がけることが重要ですね」  ハーゲンダッツ氏の考察は、脳にまで及ぶ。 「人間の脳は恐怖と欲望に従うようにできています。サバンナで生き抜いて遺伝子を残すにはいいけど、トレード向きではない。恐怖と欲望をいかに抑制するか。その訓練も必要だと思います」  まずはメンタルトレーニングか。 《ハーゲンダッツ氏の投資バイブル》 『ツァラトゥストラかく語りき』ニーチェ 「ニーチェは一切の真実を疑うという究極の抽象化を行っていました。僕自身、具体と抽象を行き来しながら思考しているし、それはトレードでも同じ。一歩引くことで抽象度を高めた思考ができ、相場が見えやすくなります」
ハーゲンダッツ氏

ハーゲンダッツ氏

【ハーゲンダッツ氏】 東大医学部在籍。ツイッター(@crypto_haagen)で披露する分析は高精度。試験運用中のオンラインサロン(https://note.mu/crypto_haagen)も近々正式オープン予定 図版/ミューズグラフィック ― 東大式[最強のインテリ投資術] ―
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