マネー

偏差値40から東大理IIIへ合格した仮想通貨トレーダー

 全国から神童が集まる東京大学は、あらゆる学問で日本をリードする“最高学府”である。彼らの頭脳が投資というマネーゲームに向き合ったとき、いったいどんなパフォーマンスを発揮するのか。その答えを探りに、SPA!取材班は本郷キャンパスに何度も足を運び、取材を行った。株、為替、仮想通貨。あらゆるジャンルの東大トレーダーの肉声をお届けする。

東京大学

仮想通貨の新星は偏差値40から現役で東大理Ⅲへ合格


「高2で受けた模試の偏差値は40。さすがにヤバいと勉強を始めました。何をするにも戦略を決めてから取り組む性格です。まずは目標と現在の立ち位置を把握し、その差分を埋めるにはどの教科で上積みが何点必要か、そのためにどんな方法で進めていくかと戦略を立てました。目標設定は東大の理Ⅲです。どうせならトップがいいですから」

 理路整然と語るのは、東大生のハーゲンダッツ氏だ。見事、偏差値は90まで上昇。東大でも最難関の理Ⅲに現役合格を果たした。

「このまま人生を進んでも、経済的な余裕を持てるとは思います。でも、30代で手に入れる1億円と今の1億円では価値が違う。若いうちに大きな資産を持つことのアドバンテージは大きい。それもあって1年前から仮想通貨トレードに取り組んでいます。資産は着実に増え続けています」

 強みは、徹底的なチャート検証にある。毎日モニターを見続けてきた。

「ビットコインが誕生してから現在までのチャートを何も見ずに書けます。傾向を見つけて、答え合わせをするという帰納法的な作業が性に合っていたんでしょうね」

相場を動かす変数を解析

「他の市場参加者の心理を探るのが根本」と考え、チャート上のテクニカル分析を中心に投資家の心理が表出する要素を総合的に分析。買いと売り、圧力の強いほうへ追随していく

 この経験から生み出されたのが、独自の解釈モデルだ。

「ビットコイン市場は、無数の市場参加者が互いの資産を奪い合う。巨大なポーカーのイメージです。そうしたゲームであれば、相手の手札や心理、行動が読めれば強者となれる。ビットコイン市場で相手の心理を読むための情報は価格、出来高、SNSなどさまざまな表れ方をします」

 それらの心理を示す指標が「未来を分析する方程式」の変数となる。

次のページ 
恐怖と欲望をいかに抑制するか

1
2





おすすめ記事