――今年放送されたAKB48グループと韓国のオーディション番組のコラボ企画「PRODUCE 48」では、日本のアイドルが韓国との違いを痛感する様子も描かれていました。いままで日本でやってきたことが通用しないことや、または韓国側の候補者たちのレベルの高さに驚き、泣き出す人も。おふたりは番組を見ていましたか？ ふたり：見てました！ NENE：始まってすぐにメンバーみんなで見て、「違いに対して戸惑ったり、驚いたりしてたよね、懐かしいよね」って話してました。CHERRSEEになる前の練習生のころを思い出して……。 MIYU：すごく共感したよね。私たちも最初はみんな泣きながらやってたから（笑）。 NENE：そうそう。日本人で共感できる人が増えたって感覚です。昔、AKB48のドラフト候補生だったときに仲良くなった後藤萌咲ちゃんからは、「韓国のレッスンってどんな感じなの？」って聞かれました。実際に行く前は、みんな不安だったみたいです。 ――そういった苦労を経て、徐々に韓国式のレッスンに慣れてきたんですね。 NENE：今回のシングル『Lady』の振り付けも、いままでに比べたら全員のフリが揃うのが早くなりました。 MIYU：前は、寝ないでがんばっても1ヶ月くらいかかったこともあったんですけど。今は揃ったあとの完成度を上げる練習ができるようになってきました。 ――ダンスのシンクロ度では、他のグループには負けないと思いますか？ NENE：そうですね。そこにプライドを持てるようなってきたので、他のグループにはない表現をできるように頑張ってます。 ――K-POPの場合、衣装も日本のアイドルとは違う印象を受けるのですが。 NENE：基本的に露出が多いですね。韓国のスタイリストさんは「どれだけスタイルが良くみえるか」だけを考えているので、足が長く見えるようにミニスカートと高いヒールの衣装が多いと思います。 ――露出の高い衣装だと、体型の管理が大変そうです。 NENE：そうなんです……。私、すっごい大食いなので。 MIYU：たしかに、メンバー1の大食いですね。韓国のご飯屋さんって、すっごい量が出てくるんです。みんなでご飯を食べに行って、食べきれないときはNENEさんが全部食べてくれるんです（笑）。 ――ちなみに、過去最高に食べてしまった瞬間はどんなときでしたか？ NENE：もう時効かなと思うんですけど、ラーメン屋を一晩で3軒回ったことがあります。ストレス発散が食にいっちゃうタイプなんです。 ――今後、大食いを活かした仕事をしたい気持ちはありますか？ NENE：太っちゃうと困るので、大食いは辞めておきます（笑）。でも、食べることは好きなので、グルメ番組の食レポのお仕事をやってみたい気持ちはあります。 ――4thシングルのタイトルは「Lady」ですが、おふたりにとって理想の女性像とは？ MIYU：飾ってない笑顔が素敵でキュンとする人です。私はCHERRSEEに入ってなかったら、オタクをやってただろうって思うくらい、アイドルが好きなんですけど、乃木坂46の西野七瀬さんがいちばん好きなので、卒業しても心のなかで応援し続けます！ NENE：私にとっての理想のLadyはおばあちゃんです。人としての暖かさ、芯の強さを持っていて、女性として人生を楽しんでる感じがすごく伝わってくる。私はディズニーランドが大好きなので、年間パスポートを買って、月に5～6回行くこともあるんですよ。おばあちゃんも「行きたい」って一緒に行くこともあって、なんでも興味を持って楽しむ姿勢を尊敬しています。 ――来年、グループ結成から3周年を迎えます。目標はありますか？ MIYU：いつかはみんなで武道館に立ちたいという目標でがんばっています。武道館へたどり着くためにも、私たちにとって過去最大規模の2019年5月の3周年ワンマンライブを、完全にSOLD OUTできるようにしたいです。 NENE：’18年はツアーで東名阪、福岡を回ったので、来年は全国のもっといろんな場所でライブをしたいです。特に行きたいのはメンバーみんなの出身地。屋久島やタイ出身の子がいるので、ライブで行けたらうれしいです。 ――個人としての目標はありますか？ NENE：ディズニー関連のお仕事が昔からの夢なので、CHERRSEEを通じてなにかできたらうれしいです。効率的なアトラクションの回り方や、時期によって変わるショーやグリーティングも把握しているので、ディズニーコーディネートには自信があります！ MIYU：グラビアのお仕事をする機会が増えたので、いつか写真集を出せるようにがんばりたいです。ほかにも、ファッション系のお仕事ができたらうれしいです。 取材・文／森祐介　撮影／山川修一