更新日:2021年09月21日 10:11
エンタメ

人気絶頂で突如引退“元”AV女優・成瀬心美の今「過去を隠さず、胸を張って楽しく生きていく」

タレントとしてはゼロからのスタート

 2009年にデビューした彼女。紆余曲折ありながら、来年で10周年を迎えようとしている。ファンや女優仲間、事務所のスタッフ、メーカー、そして家族。多くの人たちの支えがあり、ここまで来れたという。そんな感謝の気持ちを込め、11月25日に、これまでの軌跡をまとめたフォト&エッセイ『thanks』(トランスワールドジャパン)を上梓する。その中では、これまで明かされることのなかった幼少期や家族、恋愛。そして今後のことが語られているという。
成瀬心美

フォトブック『thanks』の中では、これまでとは違った雰囲気の写真も見ることができる

「若いファンの中には、私がAVに出ていたことを知らない人もいるかもしれない。一方で、今でも『現役に復帰してほしい』と言ってくれる人がいるので、それができなくてゴメンという気持ちもある。また、AV時代の私は知っていたけど、タレント活動をしている今の私を知らないという人もいると思います。たしかに、AVの世界では実績があるけど、芸能界ではタレントとしてゼロからのスタート。“AV女優のその後”としては、タレントを目指す人も多いですし、たいていAVのニオイを削ぎ落とし、AVに出ていた過去を隠そうとするのかもしれませんが……私は隠すつもりもなくて」  来年は30歳の節目でもある彼女。“元”AV女優だった経験を糧に、自分らしく、前に進もうとしている。 「何年経っても“元”は消えない。“AV女優の成瀬心美”で知ってもらえたことも事実だから。ファンはもちろん、私が成瀬心美じゃなかったら出会えなかった人たちがたくさんいる。だから、後悔をすることは、すべてを否定することになってしまう。今までの10年が無駄になってしまう。だから、後悔はしないと決めたんです。今後も胸を張って、楽しく生きていくこと。世間ではネガティブなニュースも多いけど、それでも楽しく生きていますって発信したい。だから、なるべくアダルトの世界とかけ離れないようにしながら、いろんなことに挑戦していきたいですね」<取材・文/藤井厚年、撮影/小野寺廣信(Boulego)>
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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thanks 成瀬心美10周年メモリアルフォト&エッセイ 

完全撮りおろしの豪華写真集に加え、初めて明かすここみんの秘話を収録。笑いと涙あふれる自叙伝&写真集!

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