雑学

「部下のデキが悪い」と思うのはダメ上司の証拠。どこがダメなのか

「あんな仕事にどれだけ時間をかけてるんだ」
「こんな仕上がりじゃダメだ」

 部下の仕事に、こうしたダメ出しをするリーダー、管理職は多いだろう。

最強チーム 直接部下に「お前は仕事ができない」と言うことは少ないだろうが、内心そう思うことも多いはずだ。

 しかし、そうした不満は、「実は上司の指示の出し方が悪いことがほとんど」だと言うのは、『「今のチームで残業を減らして生産性を上げろ!」という無茶ぶりを解決する!』の著者で人事戦略デザイナーの山極毅氏だ。

“仕事ができない部下”というのは、この世に一人もいない


 山極氏は現在、株式会社経営人事パートナーズを運営。サントリー食品インターナショナル、日本郵便、太陽工業など、大手企業をクライアントとして、人事のコンサルティング業務を行っている。

「私は、“仕事ができない部下”というのは、この世に一人もいないと考えています」と山極氏。

 それなのに「仕事ができない」と“思ってしまう”要因は、以下の3つだという。

1、理解が足りない
2、言った通りに動かない
3、期待通りの成果が出せない


「まず、理解が足りないとは、意思疎通が足りないということです。上司が『なるべく早くあげて』と言ったとき、『今日中』と受け取る人もいれば、『今週中』と受け取る人もいるでしょう。また、『自由にやっていいよ』と言ったとき、『色や配置だけ変える』人も、『まったく違う構成でつくり上げる』人もいます。同じ言葉でも、相手によって受け取り方が違うということをわかっていないリーダーが意外と多いのです。

 2番目の、言った通りに動かないというのは、リーダーが自分のやり方に固執しているという証です。上司が得意なやり方と部下が得意なやり方が違うということはよくあります。部下がどんなやり方で力を発揮できるか把握しておくべきでしょう。

 3番目の、期待通りの成果が出せないというのは、できあがりのイメージがずれていただけのことがほとんどです。アウトプットの評価を決める要素には“品質”“納期”“費用”の3つがあります。上司が細かい点まで気にするタイプだと、その希望通りに仕上げてこないと『クオリティが低い』と判断されます。また、“納期”についても、ぎりぎりまでやり直して品質にこだわるのか、早めに出して修正しながら進めるのか、上司が好むタイプによって評価が変わってきます。品質、納期、費用のすりあわせをしていないために、できあがりが期待通りにならず、『仕事ができない』と判断してしまうのです」

 たしかに、言われてみれば心当たりがあるという人もいるだろう。

次のページ 
上司と部下のすれ違いを防ぐには

1
2
今のチームで残業を減らして生産性をあげろ! 」という無茶ぶりを解決する!

悩めるチームリーダー、管理職必見!
上記で紹介されたFFS無料診断つき





おすすめ記事