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甘えることは一つの強さ…ロスジェネ世代が下流に落ちないための5か条

 バブル崩壊後の’93~’05年の就職氷河期に社会に放り出され、その後のキャリア形成期にデフレとなり、給料が上がらないまま36~48歳の中年になったロスジェネ世代。就職、結婚、資産形成など人生におけるさまざまな局面で辛酸を舐め続けたロスジェネ中年たち。「失われた20年」という泥沼に陥った世代がもう一度這い上がるために必要なものとは!?

下流

甘えることは一つの強さ、“受援力”を身につける


『下流老人』『貧困世代』などの著書でも知られる社会福祉士の藤田孝典氏。ロスジェネ世代が下流に落ちていく姿も目の当たりにしているという同氏は、彼らが抜け出すための生存術として“受援力”を説く。

「ロスジェネ世代は重労働や貧困に陥ったことで、視野が狭くなっている印象があります。常時うつ病のように、短絡的思考になりがち。こういうときに、相談に行くことを恥ずかしいと思ってはダメです。社会保障の制度にアクセスして、援助を受ける力、これを僕たちは“受援力”と呼んでいます。甘えることは、強さです」

藤田孝典

藤田孝典氏

 受援力を身につけるために、まず大前提が“健康”だと話す。

「月並みですが定期的に健康診断に行き、健康管理をすること。酒やギャンブル、向精神薬以外にも適切なストレス発散法を見つけること。心身の健康を取り戻せば、自然と“受援”にまつわる情報は入ってくるようになります。また、家族や友人、趣味など依存先を分散させることも重要です」

 視界が明るくなったことで、ようやく頼れる“支援”、“社会保障”が見えてくるという。ただし、その時も見極めが必要とも。

「ロスジェネ世代に向けた公的な支援制度は、残念ながら現時点ですべて手遅れ感が強いと感じます。例えば彼らに向けた就労支援の中身も、結局は低賃金・長時間の労働者を再生産する仕組みになっています。仕事の中でも介護や看護など需要は多いのですが、資格を取得しても低賃金労働。これではいくら頑張っても抜け出せない」

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「理論的な就活」とは?

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