R-30

普通の中年が生き残るための5か条。ジリ貧のまま老後を迎える前に

 バブル崩壊後の’93~’05年の就職氷河期に社会に放り出され、その後のキャリア形成期にデフレとなり、給料が上がらないまま36~48歳の中年になったロスジェネ世代。就職、結婚、資産形成など人生におけるさまざまな局面で辛酸を舐め続けたロスジェネ中年たち。「失われた20年」という泥沼に陥った世代がもう一度這い上がるために必要なものとは!?

ロスジェネ中年

情報収集の型を身につけ40代が若手の片田舎へ!


 自身もロスジェネ第1世代の経済学者の飯田泰之氏。ますます厳しくなる時代を生き抜くために、経済学の視点からアドバイスを送る。

「ロスジェネは無理ゲーを強いられてきたんです。椅子取りゲームで椅子が少ない状態が続いたわけですから。その中で生き残るためには、自分の中での勝ちパターンを見つける、少なくとも負けないパターンを持つ必要があります」

飯田泰之

飯田泰之氏

 終身雇用が揺らいでいる現代だからこそ、将来を見据えた分析が必要とも語る。

「例えば今後5~10年、AIやロボットの進化でさまざまな仕事が代替えされていきます。この年になって全く新しいことを覚えるのは難しい。今あるテクノロジーをどう使いこなすか、つまりは新技術の良きユーザーとして必要な知識を身につけることに重点を置くといいでしょう。自身の業界にどんな未来が来るのかを考えられること。そのためには、しっかり“情報”を得なくてはいけません」

 そこで飯田氏がオススメするのは、「情報収集の型」を作ることだという。

「新聞雑誌を読むも良し、信頼できる情報源をつくるも良し。社内外の交流を増やすことで、新しいアイデアも生まれることもあると思います。重要なのは自分にとって得意な手段を知っておくことで、情報収集の手段選択でいちいち迷わないという点にあります」

 もしも都心部の生活にこだわりがないのならば、飯田氏は“郊外・片田舎暮らし”にロスジェネ世代が輝ける方法があるとも話す。

「家賃の高い東京や大阪などの都市部では、低賃金の単純労働では暮らせない。一方で、あまりにも田舎すぎると条件や気風が違いすぎてできる仕事がない。

だから“ちょい田舎”がポイント。例えば埼玉ならば池袋まで電車で1時間前後のエリア。または出身県のほどほどの市。給料は下がるかもしれませんが、家賃などの生活費も下がり、相対的にラクになるはず」

次のページ 
地方移住したときに選ぶ仕事は?

1
2





おすすめ記事