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副業や起業で役立つウェブサービス4選。サイト作成、確定申告、請求書管理まで!?

確定申告に備えるなら……

 副業をするなら、きちんと利益を出したいところ。そうすると、翌年から確定申告が必要になる。これまで、会社の年末調整に丸投げしている人にとっては高いハードルに感じられるかもしれない。Excelを使ってすべて手作業でもいいのだが、ここは専門サービスを活用することをお勧めする。 「やよいの白色申告オンライン」「やよいの青色申告オンライン」を利用すれば、レシートや銀行の明細を取り込むだけで、ほぼ自動で仕訳ができるので手間がかからない。控除や申告書類もきちんと対応してくれるので、経理の知識がなくても安心だ。

やよいの確定申告ソフト。白色用と青色用が用意されており、1年間は無料で使えるのがありがたい

お金を払ってもらうのに必要な請求書管理には……

 お金を入金してもらうためには請求書を発行する。作るだけなら、Excelのテンプレートを利用すればいいのだが、毎月複数の請求書を発行するようになると手間がかかるし、何より管理ができなくなる。売り上げが立つようになったら、請求書サービスを利用した方がいい。  筆者が利用しているのは、「MakeLeaps」。請求書だけでなく、発注書、見積書、納品書、検収書、領収書なども発行でき、PDFダウンロードに加え追加料金で代わりに郵送もしてくれる。

こんな請求書を手軽に作成、送付できる

契約書が必要だけど専門的なことは……

 ビジネスをするならいろいろなシーンで契約書が必要になる。先方からもらう場合はそれでいいが、自分から送りたい場合もある。万全を期すなら専門家に依頼したいが、そこまでの内容でないなら自分で対応したいところ。そんなときに活躍するのが、「CLOUDSIGN」だ。  ネットで調べてWordで作り、郵送してサインしてもらって、収入印紙を購入して貼り付け、2部作成した1部を厳重に管理する、なんていうのは手間がかかりすぎる。しかし「CLOUDSIGN」なら契約書のPDFをアップロードして送信し、サインしてもらえば完了。印紙代は不要で、契約書はクラウドで管理できるのだ。

「CLOUDSIGN」の署名画面(サンプル)。相手にサインしてもらうのも簡単だ

 メイン業務以外の雑務はWebサービスを効率よく活用し、手間なく処理したいところ。空いた時間はさらに価値を生み出す作業に投入しよう。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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