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OLたちのバレンタインデーの本音「義理チョコも友チョコも面倒くさい」

【ケース2】“義理チョコ”という奇妙な風習に苦しむ女たち

チョコ そもそも独自の風習となった日本のバレンタインだが、そのなかでも特に奇妙なのが“義理チョコ”の存在だろう。 「お互いに義理チョコだとわかってるのに、『○○さん、いつもありがとうございます』と笑顔でチョコを渡し、相手も『こちらこそ、ありがとう。嬉しいなー』と笑顔で受け取る……という、空々しい儀式を何十人と繰り返さなきゃいけない地獄デー(笑)」(25歳・不動産) 「うちの会社の女性スタッフは全員、この時期になると強制的に500円徴収されます。『バレンタイン基金』と書かれた封筒が回ってくるんですよ。そうです、その女性から徴収したお金で、代表者が男性社員向けの義理チョコを調達し、配給するのです……。男からしても、誰か特定の女子からもらえるわけでもないそのチョコを、喜んでいるとはとうてい思えない」(37歳・商社) 「義理チョコをどこまで配ればいいか、毎年悩みまくって本当に憂鬱。私のデスクと同じ島にいる人にはとりあえず配りますが、隣の島や離れた島の男の人にも、お世話になっている方には配りたい。でも、そうやって別の島にも配りだすと、その別の島の他の男性にもあげるべきなのか……とか考えなくちゃいけなくなり。どこまで配ればいいのか問題の“沼”にハマります」(29歳・メーカー) 「私が勤めているお店には、男性スタッフが4人しかいないから、一応、全員分買うつもり。でも、私がどうしても生理的に受け付けない男にまで、義理とはいえチョコを渡さなきゃいけないのは本当に苦痛。しかも、ホワイトデーでお返しはくれるわけだけど、そんな男からもらったお菓子は食べる気もせず、最後まで不毛」(30歳・サービス業)  義理チョコという風習が、バレンタインが憂鬱という女性増加の原因のひとつになっているのは事実だろう。
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“本命チョコ”&“友チョコ”にも辟易する女たち
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