不寛容さが増す現代日本が描かれている…平成が終わる前に読むべき本 BEST 5
『バンコクナイツ潜行一千里』
空族(富田克也、相澤虎之助)/河出書房新社/1728円
映画『サウダーヂ』などで、実験的な制作・上映スタイルをとる映像制作集団・空族。
「新作『バンコクナイツ』に至るまでの10年間のドキュメント。現地の人たちと『チョッケツ』国を超えて仲間を増やし制作するスタイルに希望を感じます」
『ワシらにも愛をくだせえ~っ!!』
東陽片岡/青林工藝舎/1296円
漫画家・東陽片岡6年ぶりの新刊。社会の片隅で愛を求めて生きる、意識低い系キャラ〈山下則夫〉が主役の短編を中心に構成。
「東陽片岡先生が“ふにゃらか”と表現する、市井のおじさんのファンタジーライフのほのぼのした描写がいいです」
― 平成最後に読むべき本 ―
<取材・文/岡野孝次 ツマミ具依 藤村はるな 六原ちず 赤地則人(本誌) 撮影/鈴木大喜>
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