不寛容さが増す現代日本が描かれている…平成が終わる前に読むべき本 BEST 5
―[平成最後に読むべき本]―
平成がもうすぐ終わる。が、この30年間、これといって成長を実感できない……などとため息をついている人も多いのでは? そんな人へぜひオススメしたい、“自分を変えてくれる”本を、プロの読者家たちが厳選! 新元号「令和(れいわ)」とともに新しい自分へと変身だ。
不寛容さが増す現代日本に重ねる名作たち
榎本氏が選ぶ、閉塞感の強まる日本へ抵抗する本BEST5
「船本洲治は1975年に沖縄米軍嘉手納基地前で『皇太子訪沖阻止』を叫びながら、〈流動的下層労働者〉の解放を確信し、焼身決起しました。表題は彼が遺書に記した言葉です」
新発見の論考、エッセイなどを収録し、昨年復刊した。
『笠原和夫傑作選日本暗殺秘録 昭和史~戦争映画篇』
笠原和夫/国書刊行会/5616円
『仁義なき戦い』の脚本でおなじみ、笠原和夫の傑作選。
「注目は『日本暗殺秘録』が初めて活字化された第3巻。貧困からテロリズムに走った農村青年の姿を笠原和夫は描きだした。映画を観てそしてこの脚本を読んでほしいです」
『狂い咲け、フリーダム─アナキズム・アンソロジー』
栗原康(編)/筑摩書房/950円
昔は大杉栄、現代ならだめ連など。何にも縛られない、アナキストたちの文章集。
「収録された18人のアナキストによるアジテーションともいえる文章から国家や権力に縛られない生き方が見えるのではないかと思います」
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