雑学

後藤真希『今の私は』を吉田豪が薦める理由

 あと残りわずかで、平成が終わる。が、この30年間、これといって成長を実感できない……などとため息をついている人も多いのでは? そんな人へぜひオススメしたい、“自分を変えてくれる”本を、プロの読者家たちが厳選! 新元号とともに新しい自分へと変身だ。

タレント本は9割イマイチ。買う前に目次をチェック!


 タレント本はピンキリで、『ファンなら買うでしょ』って感じで作られた雑な本が多いんですよ。同じネタが何度も出てきたりとかプロの物書きならやっちゃいけないようなミスも多いんですけど、だからこそチェック機能もズサンで、本来なら出しちゃいけないようなネタも載ってたりする。

 過去の本と読み比べたらエピソードが矛盾してたりとか、そういうのを読み比べるのも面白いです。今回選んだ5冊については「今までほとんど出ていない情報を得られるかどうか」がポイントですね。

吉田豪が薦める、いま読むべきタレント本BEST5


『今の私は』

後藤真希/小学館/1728円

『今の私は』「母の死や弟の事件など壮絶な話は触れられていないが、それを踏まえて読むと深みがあるし、腹を括って生きていく覚悟が伝わる本。アイドル時代の裏側から恋愛から家庭のことまでしっかり書いてある。昔ファンだった人こそ読むべき」

『全身芸人―本物(レジェンド)たちの狂気、老い、そして芸のすべて』

田崎健太/太田出版/2160円

『全身芸人』「昭和の芸人たちの人生と老いていった今の姿をキッチリ描いたノンフィクション。複数回取材し、現場に出向いて発言の裏まで取るから、生前の月亭可朝が舞台で滑りまくり、脳梗塞の疑いで病院に行くまで密着したりの異常な展開も」

『スキャンダル~墓場まで持っていかない話~』

高部務/小学館/1512円

『スキャンダル』「沖雅也のマネジャーだった日景忠男や、松田聖子の愛人だったジェフ・ニコルズのゴーストライターをやっていた著者が当時実際に取材したスキャンダルを書いた本。沖雅也、堀江しのぶ、萩原健一、大西結花といったチョイスが絶妙」

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まだある、いま読むべきタレント本

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