「宅ふぁいる便」から顧客情報流出。ではGoogleDriveほかクラウドは安全か?
「ダウンロード期限」で本当に消えている?
消し方によりますが、期間を過ぎてもデータが残っている可能性はあります。パソコンで誤って消してしまったデータなどは、実は見えなくなっているだけでデータとして完全に消去されているわけではありません。「データ復旧サービス」などを使い、消されたはずのデータが悪用される場合もあるのです。
もちろん、クラウドサービス側で対応が行われている場合もありますが、今回の様にパスワードを暗号化していないシステムでは、データ削除に関しても怪しく、完全に削除されていない可能性の方が高いと言えます。
GoogleDrive、DropBox…他のサービスも同様に危険?
また、GoogleDriveでは、「ユーザー情報をマーケティングまたは販売促進のキャンペーン目的で使用することもある」とプライバシーポリシーに記載しています。
無料のクラウドサービスを使用する上では仕方のないことですし、レコメンドが広告に反映される程度なのでそこまで気にすることはありません。多くの人が利用しているGmailでも同じようなことが行われています。Google側がユーザー情報を悪用することはまず無いと思いますが、それでも抵抗がある方は利用を控えるべきでしょう。規約にもしっかりと明記されていますので、確認した上で使用するかどうかの判断を行うべきだと思います。
クラウドサービスによって、今後も個人情報がインターネット上に保管され、それらを利用し様々な便利なサービスが生まれてくるでしょう。しかし、そういった便利さの裏側には、危険が隠れていることも多いのです。便利さと危険性を天秤にかけ、自己責任の上で賢く利用していきましょう。
<文/久原健司>
1978年生まれ。ITの人材派遣会社やソフトウェア開発会社を経て、2007年に株式会社プロイノベーションを設立。現在は、一般社団法人日本情報技術振興協会(JAPRO)認定講師として企業研修を行ったり、日本一背の高いITジャーナリストとしてwebメディアでも活躍している。
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