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脳の老化は何歳から?名前が出ず「あれ」と言う人はヤバい

脳の延命活動にはワクワクと睡眠時間

悩み 脳は、ただ漠然と過ごせば40代から老いることがわかったが、菅原氏は身の回りの環境が整えば、集中力、記憶力のピーク年齢をもっと上げられると言う。 「脳には記憶回路のある海馬体と情動回路のある扁桃体があり、現代人はストレスを感じる扁桃体の力が落ちているので、ここを上げればいいのです。例えば満員電車と空いている電車では、空いている電車の広告なら頭に内容が入りますよね。抑圧を受けると脳は働かなくなるからです。脳の持つ力を上げるには、情動を殺さないことです」  子供が怪獣などの名前を夢中で覚える例がわかりやすい。 「子供は恐竜を見るだけで、ワクワクしてすさまじい集中力で恐竜の名前を覚えていきますよね。しかし、興味のない大人からすると『どれも同じなのにな~』と思ってしまうのと一緒です。つまり、脳の“感情老化”を止めるには、ドキドキしたり、ワクワクすること。40代、50代でも新しいことに挑戦すれば脳の若さをキープできるのです」 男の[限界年齢]を大調査 そしてもう一つ重要なのが、精神面でも認知の面でも「睡眠」だと続ける。 「認知症の原因となるアミロイドβは、誰しも生まれてから徐々に溜まっていきますが、睡眠をしっかり取ることで除去できます。働き盛りの30代、40代は仕事や家庭と方々に気を配っていますから、自分が心地よいと感じる睡眠時間を確保することが重要です。日々の睡眠でアミロイドβをクリアにできれば、ボケにくい人になるのです」  ワクワク感と睡眠。これが年を重ねても集中力と記憶力を上げていくのだ。 <言葉がパッと出る記憶力のピークは50歳> マサチューセッツ工科大学によると、集中力は43歳、記憶力は50歳がピーク。サボり癖のある脳にいらぬ負担をかけないよう「仕事はシングルタスク」「語学習得は切羽詰まること」がオススメ <イラスト/サダ> ― 男の[限界年齢]を大調査 ―
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