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胸に刺さりまくるマツコ・デラックス金言集「自分を貫けば、愛や恋と同じくらい満たされる」

 独自の視点で社会に切り込んでおり、もう何年もテレビに引っ張りだこな状態が続いているマツコ・デラックス。そんなマツコのレギュラー番組のひとつ、『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)の3月6日の放送回で、次のような一幕があった。
SWITCH

テレビ番組でも雑誌でも、マツコが放つ存在感は唯一無二だろう(画像はスイッチ・パブリッシング刊『SWITCH Vol.34 No.5』表紙)

 番組にメールを寄せた17歳の女子高生は、部活のチームの人間関係がこじれたときや、クラスで自分の陰口が聞こえたときの振る舞い方がわからず、「すぐに逃げてしまう自分がイヤになります」とのこと。  女子高生に「逃げずに闘いますか?」と質問されたマツコは「陰口に対して『ねぇ、アンタ言ってたでしょ』と向かっていくのはさすがに無理」と答え、スタジオを笑わせるも、「『必要だ』って思ってる情報以外は耳に入れないようにすればいいんだよ」とアドバイス。さらには「17歳はそういうのが一番気になる頃」「言ってあげられることがあるんだとすれば『そんなもんだよ』ってことだよね」と、理解を示したのだ。  このように、マツコの一言が悩める相談者の支えとなったり、視聴者の共感をえてきた事例は数知れない。今回は、マツコがテレビ番組で残してきた“金言”を振り返っていこう。

「人生、やらなきゃいけないことだけになってくる」

 先述した『マツコ&有吉 かりそめ天国』の番組内では、昨年5月にこんなエピソードもあった。21歳の女子大生のメールいわく、「やらずに後悔するより、やって後悔するほうがいい」という言葉を信用して生きてきたそうなのだが、その結果、面倒事に巻き込まれる機会が増えているらしい。
かりそめ天国

前身番組の『マツコ&有吉の怒り新党』から続く、有吉弘行との絶妙な掛け合いが見どころ(画像は『マツコ&有吉 かりそめ天国』公式サイトより)

 やらずに後悔するべきか、やって後悔するべきか。気になるマツコの結論は「どっちでもいい」だった。人生は自然と「やらなきゃいけないことだけになってくる」そうで、「上手くいくときは1回失敗しても、もう1回チャンスが巡ってくる」というのだ。  それでもダメだったときは“あとに続くダメ”なのか、“もう諦めなきゃいけないダメ”なのかが問われ、そこには何らかの理由があるとのこと。これぞまさに、オトナの意見だといえる。

「ネットの書き込みとほぼ変わらないことを、大きなメディアがし始めちゃった」

 続いては2014年の3月までさかのぼる。情報番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)におけるエピソードだ。月曜コメンテーターのマツコは、当時STAP細胞にまつわる数々の疑惑で世間から大バッシングを浴びていた小保方晴子氏に触れ、「こんなに早急に『これが黒だ』と矢継ぎ早にみんなが報道してしまっていいのか」、「何か新しい世紀の発見は、そんな簡単に白黒つけられるものでもない」と問題提起した。
5時に夢中!

生放送だと余計に、マツコの的確なコメント能力が冴え渡る?(画像は『5時に夢中!』公式サイトより)

 その後も「小保方さんが黒であることを前提に、みんなが粗探しをする」、「ネットの書き込みとほぼ変わらないことを、大きなメディアがし始めちゃった」と、メディアの体質を批判。自分の一挙手一投足が常に注目される芸能界に身を置いているマツコだからか、小保方氏に関する報道の過熱ぶりには、目に余るものがあったに違いない。
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